楽観的で“ごきげん”な気持ちを持ち続けている人は平均7.5年から10年長生きする、という研究報告もあります。 健康や病気の予防のために、食事に気をつけたり、意識的に運動を取り入れたりと、生活習慣に気をつかっている人は多いはず。でも、同じ食事をして、同じような生活習慣を持っていても、心のありよう次第で寿命が変わるとしたら? 「幸せな人、前向きな人は長生きする」ことを科学的に検証 2011年2月、世界的に著名な科学雑誌『Science』に「Happy People Live Longer」(幸せな人は長生きする)と題した記事が発表されました。これは、幸福度と寿命に関連する過去の複数の研究事例を総合的に分析したもので、「いつもポジティブでいることが健康で長生きするための秘訣」と結論付けています(Science;331,542-3,2011)。 しかも、驚くべきことに、先進国に住む多くの人で比較したところ、幸せを感じている人は、そうでない人に比べ、7.5~10年寿命が長かった、というのです! 今年、「若年から喫煙を続けている人は平均約10年寿命が短くなる」という日...