なんちゃってミュージシャンblueです。
昨日、丹波の森フェスティバル「たんばの木と遊ぼう」で、楽器を作りました。
写真右の2弦楽器「どんぶらこ」はカザフスタンの「ドンブラ」を小さくしたもので、
とてもかわいくて、メロディーもコードも弾ける優れものです。
左の「カホン」は、ペルー発祥の箱型打楽器で、
コンパクトなのにバスドラムや、
スナッピーがついているのでスネアドラムの様な音が出てとてもカッコいいです。
(道行く人に鳥の巣箱ですか?といわれました・汗)
カホンは、神奈川の素敵な木工作家宮薗さんに教えてもらいました。
材料は、丹波の間伐材を使っているという事で
昔聞いた法隆寺の話を思い出しました。
~~国宝級の寺なのに名木を集めて建てたのではなく、実際は癖(くせ)のある木ばかり使っていたのだとか。
なぜ
法隆寺は世界最古の木造建築物として、その丈夫さ、美しさが保たれてきたのか。
法隆寺を建てた昔の棟梁は、木を一本一本買わずに山をまるごと買っていたのです。
そして、
山の北の方に生えている木を北の柱にして
南は南の方に
東は東の方に
西は西の方に生えている木を西の柱にしている
つまり、
山に似せてつくられた建物。
名木を選ぶのではなく、
癖があってもその方角にある丈夫な木を選んだ。
結果
世界最古の木造建築物になっている。~~
カホンも宮薗さんのグループでは
丹波で作るなら丹波の間伐材を使い、
秋田なら秋田の間伐材を使う。
その土地に生えている木を使われているそうです。
なにか通じるものを感じました。
早速、出来た楽器を家でセッションしてみました。
まだまだ拙いですが
それぞれの個性が響きあいました♪
癖のある木が、ある一つのものを形作るという点においては、
人も楽器も同じで
それぞれの癖(個性)があり、
それぞれの想い
それぞれの魅力があり
一人一人、一つ一つの存在そのものに意味があります。
それが互いに影響しあい、一つの社会をつくったり、ハーモニーを奏でたり…。
ん~、スんバラシイ!
そんな事に気づかせてくれた素敵な休日でした♪