10月4日(火)18:30
ひとまち交流館3F第4会議室 参加料500円
フォト・ジャーナリスト豊田直巳、311以降、福島原発のすぐそばまで接近し取材を行い、被災地とそこにいる人々の状況をカメラに収め続けてきた。放射線測定器は警報を発し続け、その針は振り切れたまま動かなかった。まさに「命がけ」の取材。
豊田さんはこれまでにもイラクでの被曝米兵やチェルノブイリなど各地を取材し、放射線と人の関係を丹念に記録してきました。チェルノブイリ原発事故から25年のドキュメンタリー制作の取材を終え、ウクライナ・ベラルーシから帰国した翌週の12日には「日本での原発取材」をはじめるべく福島に立っていた。
以前から、イラクでの「劣化ウラン弾」の子どもたちへの影響を心配し、訴え続けて来た彼はまさに放射線被曝の問題を第一線でおいかけてきた第一人者です。そんな豊田さんを京都へお招きし、ふんだんな写真と共に原発震災のまち福島とその人々の様子をうかがいます。原発作業員への取材をはじめ、飯館村の酪農家の長谷川健一さんとの触れ合いの話などを予定。
豊田直巳講演19:00~/質疑応答20:00~
豊田直巳のプロフィール
1956 年、静岡県生まれ。フォトジャーナリスト 。2003年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。イラクやパレスチナなどの紛争地を巡り、人々にとっての「戦争と平和」を写真や映像で報道。劣化ウラン弾問題やチェルノブイリ取材の経験から、原発震災以降はフクシマを中心に取材し、新聞、雑誌やテレビで報道。最新刊に『フォトルポルタージュ 福島 原発震災のまち』(岩波書店)、『豊田直巳編 TSUNAMI 3・11』(第三書館)、『JVJA写真集 3・11 メルトダウン』(凱風社)、その他に『戦争を止めたい』(岩波書店)、『子どもたちが生きる世界はいま』(七つ森書館)、『大津波アチェの子供たち』(第三書館)、『イラク戦争下の子供たち』(第三書館)、『イラク 爆撃と占領の日々』(岩波書店)など写真集、著書多数。DVD作品に『知られざるDU(劣化ウラン)の恐怖』(日本語・英語二ヶ国語版)などがあります。当日は最新刊、『フォト・ルポルタージュ福島 原発震災のまち』(岩波ブックレット)のサイン即売会を行います。
豊田さんの講演に先立って、守田敏也さんの内部被曝についてのお話も行います。18時30分より30分。
守田敏也のプロフィール
1959年生まれ。京都市在住。同志社大学社会的共通資本研センター客員フェローなどを経て、現在フリーライターとして取材活動を続けながら、社会的共通資本に関する研究を進めている。原子力政策についても独自の研究を続けている。震災後のデータ収集と鋭い分析力により、震災後、精力的に講演活動を行い、多忙な毎日を送っている。
主催 : 豊田直巳さんの話を聞く会
問合せ先 : 090-6005-6878(片岡)