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切り抜き詳細

発行日時
2020-5-17 13:31
見出し
緊急事態宣言解除後も気を緩めてはいけない話
リンクURL
https://t-kodomo.jp/24245 緊急事態宣言解除後も気を緩めてはいけない話への外部リンク
記事詳細

ママ目線で新型コロナウイルスのこと

丹波市で私が経験した話も含めます。

新型コロナウイルスの重症者が増えたときに今までと何が一番違うのか、それは救急の最前線の優秀な医師やスタッフさんの多くが、新型コロナウイルスの対応に追われたり、治るまでに時間のかかる新型コロナウイルスの患者さんによってICUが長い期間使えなくなったりして、今まで救えた心疾患、交通事故などの緊急的な状況の患者の命が救えなくなることだと思います。

日本全体で感染者が増えることによって、関係ないように見える田舎の医療もおびやかします。

丹波市では1人しか陽性者は出ていませんが、新型コロナウイルスに似た症状は出たものの、軽症のため検査を受けていない人、
検査に送ったけれど陽性にならなかった人もいて、ではその方々が本当に陽性ではなかったかと言うと、
「微熱や風邪症状が続いているけど肺炎画像がないから検査の対象外」となっても、他県の陽性になった方の症例が掲載されている資料を見ると そういう人でも陽性になった方もいますし、陽性にならなかった人が偽陰性だった場合もあるPCR検査なので本当のところはわかりません。

ただ、現在までに重症化するほどの人がいなかったことは真実でしょう。

私は緊急事態宣言中に熱が出たことがありましたが、対面診療をしてもらえずに、電話でこちらの話だけでの診療で終わってしまったり、診療を断られたりしました。そのあと診療してくださったところで、対面診療でなければ気づいてもらえなかったものがあることがわかりました。

また、丹波市でも不要不急な検査は断っておられるとのことで、今まで早期発見できた病気が早期発見できなくなっているかもしれません。

出産は今までと違い、面会や立ち会いなしで一人で出産をされています。

子どもが入院しても、長い時間は面会できません。

これからはそういうことを覚悟して受け入れる必要がありますし、リスクありの中で経済を動かしていくわけですが、解除になったから自由というわけではなく、手洗い、うがい、換気、人との距離を保ちながら、一人一人ができるだけ気をつけて過ごすことによって、医療も経済も守っていけるのかもしれません。

丹波医療センターの先生が
「治ってきている患者さんはウイルスの排出が少ないので、換気や消毒、ソーシャルディスタンスを守っていれば、そんなに移らない。そしてみんなが、熱や風邪症状があるときは外出しないようにすればいい。」
と言っていました。

あと、排泄物にウイルスが混じっているので、家のトイレはマメに掃除するように言われていました。トイレ用洗剤で良いそうです。
公衆トイレは便座だけでなく、便器内にも気を付けるほうが良いのでしょうね。

2020年5月21日追記

兵庫県の感染拡大予防ガイドラインの最新版が発表されました。
こちらを読むと、まだまだ気をつけてください という県からのメッセージを感じます。
新型コロナウイルスの業種ごとの感染拡大予防ガイドライン

また、5月21日付けで文部科学省のホームページに
学校再開等に関するQ&A(児童・生徒の皆様、保護者の皆様へ)
が掲載されました。
*風邪の症状により登校しなかった場合でも、学校を「欠席」したという扱いにはならないそうです。