3月20日、
『兵庫県議会は、県当局が提案された議案を、
何十年にもわたって一度も否決したことが無い、
こんな議会なら無くってもいいじゃないか。』
そんな論調を書くマスコミもいるが、
実は兵庫県議会には、伝統的に
議案書の内容について、
事前に話し合う仕組みが整っている。
例えば、平成31年度予算案提出までの日程では、
先ず平成30年の8月、2日間に亘って、
各会派政務調査会を開催し、
平成30年度予算と施策の進捗状況報告を受け、
次年度予算や施策作成に向け、
意見交換し、要望を伝える。
次に平成30年9月、各会派毎に、
次年度予算に対する数十項目に及ぶ重要政策を
知事に提言する。
更に平成30年11月に、各会派毎に
数百項目に亘る具体的な政策要望をまとめ、
知事以下県幹部に申し入れる。
そして翌年平成31年1月、3日間を費やして、
各会派政務調査会を開催し、
これまでの要望事項が
正しく予算案に反映されているかをチェックし、
再度意見交換を行う。
そしてようやく平成31年2月の本会議において、
来るべき平成31年度予算案が上程され、
一般質問や予算委員会質疑を通して、
最終審議を行なう事となる。
これだけ事前にいろんな項目について
時間をかけて活発な意見交換を
行なっているため、
余程の意見対立がない限り、
県議会が県当局の提案する議案書を
否決する事はあり得ない。
という事で、本日3月20日、
34日間の日程を全て終え、
平成30年度最後の2月定例県議会は
全ての議案を可決承認して閉会となった。
16年間の皆勤表彰もいただいて、
いよいよ6回目の改選準備に入ります