平成30年1月28日(日曜日)、多可町にある那珂ふれあい館で素焼きの人形作りに参加してきました。参加費は300円。粘土の塊をひとつもらい、世界に1つだけ、自分だけのひな人形作りスタートです!
2歳半の娘も興味津々。一緒に粘土をこねこねしました。
指導員の山口文枝さんが丁寧に一つ一つ教えてくださいます。
この粘土の塊からお内裏様とお雛様を作ります。
まずはどんなひな人形を作りたいかイメージします。(参考としていろんなひな人形のイラストがのっている資料を見せてくださいます)
まずは、お内裏様から。粘土の塊を何回もたたきつけ、柔らかくしてから形を作っていきます。土台を作り、着物を着せ、頭をつけ、烏帽子をかぶせて完成!
そして、お雛様も同じ要領で作ります。指導員の山口さんとあーでもない、こーでもないといろいろ相談しながら楽しく作っていきました。一緒に参加していた小学生の親子さんともお話しながら、お互いの作品を褒めあいながら、楽しく和気あいあいと作ることができました。娘はその間ずっと余った粘土を丸めたり、伸ばしたり、あきることなく遊んでいました。この後、焼いてもらい、次回、2月17日に色付けをして完成です。
今回初めてひな人形を作ってみて、楽しかったのはもちろんですが、一つ一つ作り上げていく中で、どんどん愛着がわいてくるのがわかりました。立派なひな人形を買うのもいいですが、こうやって自分で作ったひな人形は一生の宝物になります。これから毎年、ひな祭りでこの人形を飾るたびに、娘と一緒に作った思い出が蘇るのだろうなぁと楽しみになりました。
指導員の山口さんにお話を伺いました。
「那珂ふれあい館では、「伝統文化を伝える」というテーマで様々な体験実習を企画しています。自分の手で作ること、食べること、五感を味わうこと、そういう体験を子供たちはもちろん、大人も体験して、日常の中で忘れられていることを思い出したり、学んだりしてほしいと思っています。また、お母さんの癒しの場になれば、と思っています。育児をしながら、なかなかゆっくり自分の作りたいものを作るような時間をとることは難しいと思います。ここでは、お子様連れ大歓迎ですので、お子さんと一緒に作るもよし、自分一人で作りたいときは、私たち指導員がお子さんを見ていますので安心して参加してください。そして、少しでもお母さんがほっとする時間、楽しめる時間がとれたらうれしいです。」
参加者の中には、季節の伝統食作り(おはぎ、桜餅、柏餅など)にお子さんが1歳のころから毎年必ず参加している親子さんがおられ、「自分ではなかなか教えられないが、こうやって毎年参加させてもらい、自分も子どもも手際良く、当たり前のように伝統食がつくれるようになり、子どもに伝えることができてよかった」とおっしゃっているそうです。また、年長さんや小学生のお子さんは、お父さんと参加する親子さんも多く、親子で一緒に作る体験を喜んでくださっている、ともお聞きしました。
自分で触って、感じて、味わう体験。ひとつひとつ丁寧に作る経験。子供のころから本物にふれることはとても大事で貴重なものだなぁと思いました。また、「小さなお子さんは一緒に作れなくても親が一生懸命作っている姿を見てしっかり学習しているのですよ」とも山口さんがおっしゃっていました。
那珂ふれあい館では今回の素焼きを始め、様々な体験がワンコイン以下で楽しく体験できます。ぜひ、参加してみてください。小さなお子さんもおもちゃなど用意してくださっています。また、山口さんは元保育士さんで子どもの相手はとてもお上手ですし、子育ての話などもしてくださいます。
2月~4月の体験講座の申し込み受付中です。詳細は那珂ふれあい館HPを確認してください。
また、那珂ふれあい館の隣には東山古墳群があり、自由に入れます。とても広く、子どもたちが走り回っています。ベンチもあり、午前中は体験活動をし、天気の良い日は古墳群でお弁当を食べ、遊んで帰ることもできます。
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毎週月・火曜日(ただし 、第3日曜の週は、第3日曜日と翌月曜日) 祝日・年末年始