「仕事と子育て 両立のコツ」聞いてきました(その2)
(前回の記事はこちら)
仕事復帰を前に不安を感じているママさんたちに送る、先輩ママさんからのエール。後半は、「子どもの成長と共に、働き方は変わったか」、「後輩ママへのアドバイス」そして「子育てママさんのおすすめスポット」などもうかがいました。
丹生さん:
子どもが小さい時は、先ほども言ったように週2回のパート勤務でした。子どもが大きくなってからは、一緒の団地に住んでいる人と協力し合って、子どもの預かりあいができる「鴨庄ふれあい教室」を、方々の人にお願いに行って作り、小学校の空き教室を借りて行いました。預かる子どもたちは登録した子ども達、面倒を見る人は、私のようなお母さんが5~6人。「ふれあい教室」を作ってからは、週2回のパートにプラスして「ふれあい教室」の当番が入ってきました。子どもたちはお母さんが忙しくしているのを応援してくれて、とても助かりました。そんな風に、子どもたちの様子を見ながら自分のことができる時間を増やしていきました。
柳田さん:
私は子どもが小さい時も、大きくなってからも変わらずフルタイムでした。ただ子どもが成長したら、一生懸命働いている私の姿から、「働く」ということを理解してくれるのではないか、という想いで過ごしていました。実際大きくなってからは、子どもたちがずいぶん助けてくれました。忙しい時は、資料作りも夜中までかかるときがありましたが、そんな時は上の子が、私のお弁当を作ってくれました。下の子は、洗濯物を干してくれて、私はただ起きて「いただきます」って言ってご飯を食べることができました。子どもの成長とともに、助けてくれる気持ちも育ったのかなと感じました。
正規職員でしたので、子育てと共に退職し、しばらく専業主婦として過ごし、子どもが落ち着いてからまたフルタイムで働くことにしました。
丹生さん:
私は比較的融通の利く勤務形態を選んできたので、子育てと仕事の両立という点ではさほど苦労しなかったと思っています。ただ、母子ともに体調を崩さないこと、手洗いとうがいは厳しく伝えていました。食事の準備や学校の支度など、子ども自身ができることを少しずつ増やせるよう、心がけていました。
柳田さん:
私が勤めてる時は、まだまだフルタイムで働いている女性が本当に少なくて、まして、結婚して子どもを持ちながら働く人はもっと少なくて、私たちの場合は産休で4週間だけ、育休はありませんでした。保育に預けるということがなかなかできなかったのですが、最近はネットで「保育園落ちた、日本死ね」という書き込みがあったという話を聴き、今のお母さんはこういう状況に置かれているのかと痛切に感じました。もう少し、お母さん方が働きやすい社会になればいいなと思います。昔は、ご主人が子育てに関わるということがなくて、全て母親がするのが当たり前の時代でした。今は「お父さんと一緒に寝ようか」と寝かしつけを男性がする家もあると知り、とても驚きました。男性の理解がこれからも、もっと進めばいいなあと感じています。
全てを自分で抱え込まないで、「これができないの、助けて」と伝えていくこと、声を出して社会を変えていくことも大切なのだなと思います。
その他のかたの意見(アンケートより):
全員でどんなところに遊びに行っているか伝え合いました。
丹波市
篠山市
西脇市
その他・兵庫県外
参加されたお母さんは、子どもが生まれて仕事をセーブしている人や、専業主婦として子どもと向き合いながら仕事復帰を考えている人、すでに仕事復帰の予定が決まっていて不安を抱えている人など様々。それぞれの事情や悩みと向き合いながら、気持ちを話し合える時間となりました。
今回お話しいただきました丹生さんのように、子どもに合わせて少しずつ働く時間を増やしていく方法も、柳田さんのようにフルタイムで働く方法も、家庭の状況やお母さん、お子さんの適性によってその選択は様々。
9月6日(火)には、先輩ママたちに「フルタイム、パート、在宅ワークなどそれぞれのはたき方のメリット、デメリットを聞いてみて、自分のライフスタイルに合わせた働き方を考えられるセミナー「自分に合った『働き方』を見つけよう★」が開催されます。お子さんを育てながら働くことを考えていらっしゃる方、ぜひこの機会に自分のライフスタイルと向かい合ってみませんか。
【場所】 ゆめわあく柏原
【日時】 9月6日(火)10:00~11:30
【申し込み】090-7877-5894