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発行日時
2016-7-17 10:47
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「仕事と子育て 両立のコツ」聞いてきました(その2)
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「仕事と子育て 両立のコツ」聞いてきました(その2)

(前回の記事はこちら

仕事復帰を前に不安を感じているママさんたちに送る、先輩ママさんからのエール。後半は、「子どもの成長と共に、働き方は変わったか」、「後輩ママへのアドバイス」そして「子育てママさんのおすすめスポット」などもうかがいました。

セミナーの様子1セミナーの様子2

 

子どもが小さい時、大きい時で働き方が変わることはありましたか。


丹生さん:

 子どもが小さい時は、先ほども言ったように週2回のパート勤務でした。子どもが大きくなってからは、一緒の団地に住んでいる人と協力し合って、子どもの預かりあいができる「鴨庄ふれあい教室」を、方々の人にお願いに行って作り、小学校の空き教室を借りて行いました。預かる子どもたちは登録した子ども達、面倒を見る人は、私のようなお母さんが5~6人。「ふれあい教室」を作ってからは、週2回のパートにプラスして「ふれあい教室」の当番が入ってきました。子どもたちはお母さんが忙しくしているのを応援してくれて、とても助かりました。そんな風に、子どもたちの様子を見ながら自分のことができる時間を増やしていきました。

柳田さん:

 私は子どもが小さい時も、大きくなってからも変わらずフルタイムでした。ただ子どもが成長したら、一生懸命働いている私の姿から、「働く」ということを理解してくれるのではないか、という想いで過ごしていました。実際大きくなってからは、子どもたちがずいぶん助けてくれました。忙しい時は、資料作りも夜中までかかるときがありましたが、そんな時は上の子が、私のお弁当を作ってくれました。下の子は、洗濯物を干してくれて、私はただ起きて「いただきます」って言ってご飯を食べることができました。子どもの成長とともに、助けてくれる気持ちも育ったのかなと感じました。

 正規職員でしたので、子育てと共に退職し、しばらく専業主婦として過ごし、子どもが落ち着いてからまたフルタイムで働くことにしました。

仕事と子育てを両立するためのコツや、気を付けてきたことをアドバイスください。

 

丹生さん:

 私は比較的融通の利く勤務形態を選んできたので、子育てと仕事の両立という点ではさほど苦労しなかったと思っています。ただ、母子ともに体調を崩さないこと、手洗いとうがいは厳しく伝えていました。食事の準備や学校の支度など、子ども自身ができることを少しずつ増やせるよう、心がけていました。

柳田さん:

 私が勤めてる時は、まだまだフルタイムで働いている女性が本当に少なくて、まして、結婚して子どもを持ちながら働く人はもっと少なくて、私たちの場合は産休で4週間だけ、育休はありませんでした。保育に預けるということがなかなかできなかったのですが、最近はネットで「保育園落ちた、日本死ね」という書き込みがあったという話を聴き、今のお母さんはこういう状況に置かれているのかと痛切に感じました。もう少し、お母さん方が働きやすい社会になればいいなと思います。昔は、ご主人が子育てに関わるということがなくて、全て母親がするのが当たり前の時代でした。今は「お父さんと一緒に寝ようか」と寝かしつけを男性がする家もあると知り、とても驚きました。男性の理解がこれからも、もっと進めばいいなあと感じています。
全てを自分で抱え込まないで、「これができないの、助けて」と伝えていくこと、声を出して社会を変えていくことも大切なのだなと思います。

その他のかたの意見(アンケートより):

  • 自分がやりたいと思ったこと、興味が持てること、面白いと思ったことは、多少しんどくても経験しておくことをお勧めします。やってみたら意外とできますし、自分が満たされると、子どもにも優しくできます。
  • 仕事の間は、保育園と夫の両親に子どものことをまかせっきりにしているので、自分にできることはできるだけしてやりたいと考えています。夫の存在も大きく、一人で子育てをしてるのではないと思っています。一人で抱えずに「助けて」と言えることも大事だと思います。
  • 何よりも健康が第一。無理をしないこと。
  • 子どもが小さい時は、保育園に預けることに罪悪感がありましたが、「生活も大事」だと自分に言い聞かせています。家に帰ったらできるだけ自分のことより、子どもの話を聴くことを大切にするように心掛けています。
  • どんなに忙しくても、朝出かける前にお皿だけは洗うようにしていました。そういう自分の中での一つの儀式や、「これだけは」と一つのプライドを持ってこなすことで、自分自身気持ちよく過ごせると感じています。
  • 「おにいちゃんだから」と言わないようにしました。(自分が長女で「お姉ちゃんなんだから」と言われたので)、言われないほうが見てくれるように思います。
  • 上の子だけととか、真ん中の子だけとか、お母さんと二人だけの時間をそれぞれの子どもたちに取れるように工夫しています。「内緒よ」といっても、嬉しいのか全員すぐに言ってしまうのですが…

赤ちゃん連れ、子連れで楽しめるスポットを教えてください

 

全員でどんなところに遊びに行っているか伝え合いました。

丹波市

  • 水分かれ公園(氷上町)。暑い時期は水遊びが楽しめます
  • 年輪の里(柏原町)
  • 親水公園(青垣町)※小学生以上がおすすめ
  • 日ヶ奥キャンプ場(春日町)
  • 子育て学習センター(各町)
  • 子育てサークル「くりぼう会」に参加して、丹波の里山をはじめとした野外遊びを楽しみました。
  • ハートフルかすがで月1度、水曜日に開かれるねこばすサロン

篠山市

  • ささやまの森公園 自然のままの森で遊べます
  • 篠山チルドレンズミュージアム

西脇市

  • 茜が丘複合施設「みらいえ」
  • 余暇村公園へそ公園

その他・兵庫県外

  • 三段池公園(動物園、科学館なども、小さい子が楽しめる)
  • 福井県キノコの森公園

参加されたお母さんは、子どもが生まれて仕事をセーブしている人や、専業主婦として子どもと向き合いながら仕事復帰を考えている人、すでに仕事復帰の予定が決まっていて不安を抱えている人など様々。それぞれの事情や悩みと向き合いながら、気持ちを話し合える時間となりました。

今回お話しいただきました丹生さんのように、子どもに合わせて少しずつ働く時間を増やしていく方法も、柳田さんのようにフルタイムで働く方法も、家庭の状況やお母さん、お子さんの適性によってその選択は様々。
9月6日(火)には、先輩ママたちに「フルタイム、パート、在宅ワークなどそれぞれのはたき方のメリット、デメリットを聞いてみて、自分のライフスタイルに合わせた働き方を考えられるセミナー「自分に合った『働き方』を見つけよう★」が開催されます。お子さんを育てながら働くことを考えていらっしゃる方、ぜひこの機会に自分のライフスタイルと向かい合ってみませんか。
【場所】 ゆめわあく柏原
【日時】 9月6日(火)10:00~11:30
【申し込み】090-7877-5894