ふっと暖かな日差しに恵まれた 翌日には、粉雪が舞ったり。寒暖を交互に繰り返しながら、居七十七前のあぜ道でもフキノトウが現れだし、少しずつ 春へと近づいてきました。先だってお伝えの通り、ただいまお店は冬期休業期間をいただいております。その間、器の製作や、春からのお店の準備にいそしんでおります。
その、準備している内容について・・・
春さまざまと芽吹く前に、皆様に大切なお知らせです。
たくさんの過程(物語)を経て、ご縁があって、この春、 居七十七を新たな場所へ引っ越しする事になりました。引っ越し、と、聞こえは 大きいですが、わりと近場への移転となります。 篠山市内・大山という地に。新たなに居七十七を構える運びとなりました。
これまで脚を運んでくださったお客様には、のどかな環境立地を含めて居七十七を親しんでいただいてまいりました。この場所、この村の事は、私達も並々ならぬ愛着があります。
山と田んぼに囲まれ 市街地と県道から程良い距離感である、お気に入りの地にて4年半。器を作りお客様にご覧頂く日々の中で、更により良い作品・品物を作る事ができる作業場・よりご覧頂きやすい店舗を築きたいと考えるようになりました。
これまで 皆様に様々教えていただいた事、 培ってこれた事を基盤として、大山にて 新たな居七十七を築き、皆様に喜んでいただければと思っております。
新店舗の改装、移転作業を経て 4月末、ゴールデンウイーク頃のオープン予定です。これまでと変わらず、同じく。木漆工芸品の製品、雑貨、建材の販売と喫茶をいたします。新たな地の居七十七を どうぞ、よろしくお願いします。
現時点での居七十七、最後の営業として 3月上旬の2日間だけですが、のれんをあげたいと思っております。よろしければ居七十七の建物に会いに是非、お越し下さいませ☆ いつもと変わらない器や珈琲、タルト、空気でお待ちしております。
『居七十七、移転前の最終営業日』
3/5(sat)・3/6(sun)の2日間 AM11時からPM17時まで
—移転先となる新たな場所と建物について—
丹南篠山口インターから車で10分、国道176号線西側の篠山市大山という地区です。
山と田、小川を静かにのぞみ、旧山陰道に面する 築60年ほどの古民家。
江戸後期から明治期は 同じ土地にて 造り酒屋が営まれていたり
現在の姿に建て替わってからは、煙草や塩を専売とする雑貨店としてご近所に親しまれていたそうです。
母屋・蔵・納屋・庭・畑、そして周囲の自然と建物の歴史。
私達らしい そして、皆様に親しんでいただける場所となるよう、努めたいと思っております。