ウェグナーが自邸のためにデザインしたPP701ミニマルチェア
1956年にデザインして以降ずっと、ウェグナー宅のダイニングチェアとして使われたそうです
一番の特徴は笠木のデザインです
この笠木は、木片を組み合わせるために契で接合されています
これは板目と柾目を互い違いに接合させ、必要な箇所の強度を上げるとともに、大きな材料を必要としないため、価格を抑えることにも一役買っています
更に、笠木と契を違う材で構成することで意匠を高めています
実はこの仕様、ウェグナーがデザインしたチェアの中で、一番手が込んでいるとも言われています
木の特性が考え抜かれたこのチェアは、木工職人を経てデザイナーになった、ウェグナーならではの作品といえるでしょう
そんなウェグナーには珍しいステンレス脚も特長の一つです
ステンレス脚にすることでコストの削減と軽量化に成功、また木フレームとはひと味違う、モダンな印象です
笠木から伸びたアームは高さ680㎜と低めに設定されているため、ダイニングテーブルの下にキチンと収まります
また、そのアームはハーフアームで、テーブルに合わせたときにイスを大きく引くことなく立ち座りができる上に、腕を置きやすい様、幅広になっています
このチェアはデンマークの家具工房、PP møbler社で生産されています
PPモブラー社の伝統は「高品質で機能性もデザイン性も兼ね備えた家具を製造すること」
それは、素材として木を使用できるまでに50年以上の年月を必要とするため、その間の使用に耐えられる家具を製造する、という理念でもあります
PPモブラー社の環境への意識はとても高く、使用する木材も基本的にはデンマーク国内やドイツのものだけです
それは、品質の保証という面もあるのですが、輸送による環境の負担をできるだけ減らすためです
PP701ミニマルチェアは、チェアの持つ機能や品質、インテリア性だけでなく、
PPモブラー社で製造されているという点で、自然保護にも一役買っているのです
商品名:PP701 MINIMAL CHAIR
デザイン:Hans J.Wegner|1956
メーカー:PP møbler|Denmark
サイズ:W630×D460×H650|SH430㎜
背:ウォールナット×メープル|オーク、アッシュ、メープル、チェリー×ローズウッド
塗装:ソープ|オイル|ホワイトオイル|クリアラッカー|ブラックラッカー
フレーム:ポリッシュドステンレススチール
座面:ソフトレザー|スタンダードレザー
価格:¥175,000~292,000+Tax ※仕様により異なります
画像商品:
ウォールナット材|オイル仕上げ ソフトレザー ¥241,000+Tax
投稿 PP701 MINIMAL CHAIR -HANS. J WEGNER- は ARIA 家具とインテリアのお店 京都 福知山市 に最初に表示されました。