少しずつ日も短くなってきて、確実に秋の気配が深まってきました。
週末の台風一過で、涼しくなりそうですね。
今日は10月のイベントのお知らせです!
10月1日(日)~17日(火)ARIA1階特設会場にて、
「THE FIRST MASTERPIECES-ウェグナー始まりの5脚展-」の開催が決定しました!
世界的ヒットを続けているYチェアで有名な Carlhansen&son社。
1908年創業の老舗の家具ブランドですが、その飛躍のきっかけは、家具デザイナー、ハンスJ.ウェグナーとの協働でした。
1949年に始まったこのプロダクトで、ウェグナーは5脚のチェアをデザインしています。
まずは、ウェグナー最大のヒット作とも言われ、1950年から絶えることなく販売が続けられているCH24 Yチェア。
ウェグナーはデザイナーとして独立した翌年、中国の明朝時代の椅子にインスピレーションを得、チェイニーズチェアシリーズをデザインしました。
そのチャイニーズチェアシリーズ最後となるのが、CH24 Yチェアです。
3D構造に見えるYチェアですが、パーツは2Dで製作され、組み立ての際に背中のY部分がしなる為に、3Dに見えるのだそうですよ。
そしてCH25イージーチェア。
このチェアは、座面の低い、使用感に優れたイージーチェアという、当時のトレンドに応えたチェアだそうで、
見事なペーパーコード張りの背座は、熟練の職人でも仕上げまでに、なんと8~10時間もかかるそうです!
次に、2016年に復刻されたCH22とCH26チェア。
CH22チェアは随所に職人技が光る、非常に手間のかかる仕様となっています。
そのため、復刻までに非常に長い歳月がかかったそうです。
復刻の際、一部の工程は近代化されたのですが、今でもほとんどの工程を60年前と変わらない手法で生産されているそうです。
そして、兄弟分のCH26ダイニングチェア。
CH26ダイニングチェアは、CH22とは違って一度も生産ラインに乗らず、試作品さえ作られなかったそうですが、
ダイニングチェアということで、テーブルの高さとのバランスや、脚と座面の強度などを再検討し、非常に作りこまれたデザインとなっているそうです。
今回の復刻にあたり、現代の人々の身長に合わせて元の図面よりも、座面が2㎝高くなっています。
最後に今年復刻されたCH23ダイニングチェア。
このアームレスチェアはシンプルでありながら、
曲木技術を応用した背もたれや、その埋木のデザインなど非常にウェグナーらしい、ディテールの凝ったデザインです。
2本のペーパーコードで張った座面は、独特の技巧や職人技術が必要だそうで、当時簡単には製作できなかったそうです。
今回の『THE FIRST MASTERPIECES-ウェグナー始まりの5脚展-』では、
その始まりの5脚を一同に展示し、
展示会初日の10月1日(日) 14時~16時には、
カールハンセン&サン社から職人さんとマネージャーをお迎えして
カールハンセン&サンやウェグナーの知識を深めたり、その座り心地の素晴らしさを体感して頂けます。
もしかすると、ウェグナーの意外な一面を知ることができるかも??
また、職人さんには実際にペーパーコードの座面張替のデモンストレーションをして頂きます。
昨年行ったCH24 Yチェアだけでなく、2重のペーパーコードが美しい、CH23の張替えもご覧いただけますよ。
そして、そして!ARIAのイベントと言えば—―!
恒例になってきました、おいしいおやつとコーヒー付き。
今回はデンマークのお菓子「エイブルスキーバ」です。
たこ焼き型のパンケーキ、というのが一番近い表現だそうですが、
本国では粉砂糖を振りかけたり、ジャムを添えて食べるそうですよ。
THE FIRST MASTERPIECES-ウェグナー始まりの5脚展-
10月1日(日)~10月17日(火)
Special Event
カールハンセン&サンのお話とペーパーコード張替え実演
10月1日(日) 14:00~16:00
ご予約は、メール、Fax、お電話、SNSにてお待ちしております!
mail:info@aria-kyoto.jp / tel:0773-22-0332 / fax:0773-22-0331