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切り抜き詳細
発行日時
2016-8-11 0:28
見出し
バーチャルリアリティ
リンクURL
http://comidasentamba.blogspot.com/2016/08/blog-post_11.html
記事詳細
先月、日本で最初の仮想現実が圧倒的な存在感をもって、われわれの人生にプラグインしました。バーチャルリアリティを受け入れることを、われわれは評価することは出来ても、悪だとみなすことはほぼ出来ません。根本的に悪ではないからで、それは活字やTVがわれわれの人生に入ってきたのと同じ現象だからですが、問題はやはりいくつかあって、端的には初期バージョンのポケモンGOにおいてターゲットはプレイヤーごとに用意されていて、プレイヤーどうしが奪い合うものではないのですが、これは次以降のバージョンで奪い合われるものになることが考えられ、そうなるとバーチャル空間における「価値」が仮想でない現実を浸食し始めます。バーチャルでない現実(決して「肌感覚としての現実感がもっとも強いもの」ではない)を「オリジナル」と呼ぶ必要が出てきます。
写真(静止画)を撮っていると、現実は切り取り方によって美しく優しい、つまり好ましいものになることにすぐ気づきます。この切り取り方は動画にも当然有効で、それはそのまま仮想現実としてわれわれが選択出来る「世界」のバージョンとして用意されます。バーチャルリアリティは、われわれの自意識さえも選択可能なものとし、その自意識は姿形(=他者にどう見られていると、自意識が思っているか)を選択可能なものにします。われわれは、それぞれが心地よい世界を生き、困難に満ちたオリジナルの存在は、それがオリジナルであるという文学的な意味を除いて無価値になります。
参考①:
https://goo.gl/EI1i9r
(ビデオニュース 2016年7月30日、後半30分間)
参考②:
https://goo.gl/9L4RO1
(日本人ミュージシャンのPV)
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