特徴的な背もたれが印象的なPP250 バレットチェアは、椅子の巨匠と言われているウェグナーが、1953年にデザインしました
このチェアは、建築学科の教授やデザイナーらとウェグナーが、「就寝時の衣服をいかに効率的に整頓するか」を長時間話し合い、生まれたものでした
一見すると弦楽器の琵琶のようにも見える背もたれのデザインですが、その上部だけを見てみると、ハンガーと同じ形状になっているので、ジャケットを掛けられることがわかります
前側に立ち上げることができる座面には、ズボンが掛けられます
座面下は小物を入れられる様になっていて、腕時計やカフスといったアクセサリー類や、鍵やペン等ポケットの中の物を、そこへ収納することができます
収納部の木口にはレザーが取り付けられており、座面を閉じる時に緩衝材の役割を果たしています
バレットチェアは最初4本脚でデザインされていたのですが、ウェグナーは重い印象を受けたため、さらに開発を進め、3本脚にすることでそれを解決させました
背もたれの中心には、背骨の様に縦線が引かれていますが、これは描いてある訳ではなく、ウェンジを挟み込むことでデザインのポイントとしています
線を引き、模様として描くのは簡単ですが、ウェンジを挟み込むのは容易ではなく、とても技術のいることだそうです
PPモブラー社製造のウェグナーの作品に見られるこのデザインは、難易度が高く、職人の技術力の高さを窺い知ることができます
こちらの動画で、現在の製作風景や使用イメージ、4本脚のバレットチェアのミニチュアをご覧いただけます
ウェグナー本人も登場しますので、ぜひ最後までご覧ください
商品名:PP250 Valet chair
デザイン:Hans J.Wegner|1953
メーカー:PP Møbler|Denmark
サイズ:W510×D500×H950 SH450mm
本体:オーク材|メープル材|パイン材|チェリー材
仕上げ:ソープ|オイル|ホワイトオイル|クリアラッカー
価格:¥1,291,000~¥1,742,000+Tax
画像商品:
メープル材|ソープ仕上げ ¥1,326,000+税
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