「デザインは構造から自ずと導かれる」
自らを「建設家・工人」と位置づけたジャン・プルーヴェのデザイン哲学です
その言葉どおり、彼が手掛けた作品は大胆かつ無駄のないデザインと、機能性に基づいた構造に重きが置かれています
プルーヴェの功績が今ほど認められていなかった1980年代、Vitra社の現会長であるロルフ・フェルバウムは、パリのフリーマケットを訪れました
そのときに出会ったのが、フランスのデザイナーであり建築家、そしてエンジニアでもあるジャン・プルーヴェの「アントニーチェア」でした
この出会いは後に、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムに所蔵される世界最多のプルーヴェ作品のアーカイブを築く、きっかけとなります
このスタンダードチェアの始まりは、1934年に作られた3つの試作品のチェアでした
その後につくられた「No.4」と呼ばれていた試作品が、スタンダードチェアの原型となります
その後10数年に渡り改良に努めたプルーヴェは、
その時代に合わせて、全て金属で製作されたものや、木材のみで製作されたモデル、分解が可能な組み立て式のモデルという、状況に応じた様々なバリエーションを生み出しています
プルーヴェは、「椅子に深く腰掛けた時には、後ろ脚に最も負担がかかる」という椅子の本質を見抜き、このチェアのデザインに活かしました
特徴的な三角形の後脚は、座面との接合部分を一番太くすることによって生まれています
そして、その三角形の角度が背板の角度を決定付けています
この脚をさらに印象深くしているのは、その前脚の細さと、真横から見たときとは異なったイメージを与える、後ろ姿です
この対比が、力強さを感じさせる後脚とプルーヴェのデザイン哲学を、よりいっそう際立たせているのです
商品名:STANDARD
デザイン:Jean Prouvé|1934/1950
メーカー:Vitra|Switzerland
サイズ:W420×D490×H820|SH465mm
背座:ダークオーク|ナチュラルオーク|ウォールナット
ベース:スチール パウダーコートスムース仕上げ(ジャパニーズレッド/ディープブラック/チョコレート/エクリュ)
その他:カーペット用プラスチックグライド|オプションでハードフロア用のフェルトグライド
価格:¥78,000+Tax
画像商品
背座:ナチュラルオーク|ベース:エクリュ
背座:ダークオーク|ベース:ディープブラック
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