さて、あまりにも有名なデニッシュインテリアの先駆者とも言えるウェグナーについて知って頂いたところで、
今日はCH71、CH72のお話です
この2つはいづれも、現代生活にふさわしい機能性と、ものとしての美しさを常に心がけてきた、ウェグナーらしい特徴を備えています
発表されたのは1952年。当時、デンマークは住宅事情の変換期にあったそうです
それは、第二次世界大戦後に急速に都市化が進んでおり、
1945年の内務省の試算で、5~6万世帯分の住宅が不足するとされたため、
政府が住宅省を誕生させ、1950年代には各地に高層集合住宅がいくつも建設されたためだそうです
そういった高層集合住宅で暮らす都市部の生活では、コンパクトで機能的な家具が求められてきます
Yチェアを始め、1950年にデザインされたダイニングチェアとラウンジチェアは、そんな時代の住宅事情に沿った、シンプルかつエレガントなデザインが特徴のものでした
そして、1952年に発表されたCH71、CH72もそんな時代背景に基づいたものとなっているのです
また、コンパクトということは、省スペースということだけでなく、小柄な方でも身体に合いやすいということ
一般的なソファやラウンジチェアでは奥行きが大きいため、
クッションを置くか、脚を上げて座らないと背もたれまで届かない、という方も
CH71、CH72では奥行きが大きすぎないので、
床に脚を付けた状態でも、無理なく寛いで頂きやすいですよ
そして、持ち回りがしやすく、色々な場所にマッチします
特にCH71ラウンジチェアは、寝室や書斎などのあまり大きなスペースがとれないところ、
スペースはとれないけれども、一人の時間を楽しんだり、のんびりと寛ぎたいスペースにピッタリです
ぜひ、1月19日(土)~1月27日(日)開催のCH71、CH72の巡回展で、
その座り心地を試してみてくださいね
ARIA KYOTOでお待ちしております
投稿 A Home Retreat -find comfort in the familiar- CH71 CH72巡回展 ② ―CH71、CH72の時代背景― は ARIA 家具とインテリアのお店 京都 福知山市 に最初に表示されました。