100kmウォークを完歩するためには?!
今年も、空知100キロウォークの日程が発表になりました。
今年は、6月]15日16日の二日間です。
昨年、私が約25時間で完歩した経験をもとに、
100kmウォークを完歩するための準備と、当日の歩き方、
心構えについて教示しましょう。
まず、第一に、事前準備。備えあれば憂いなし!!
第二に、マスペース。他人のペースに合わせる余裕無し。
第三に、楽しむべし。楽しくないと、25時間・100キロは歩けません。
では、第一の事前準備から詳しく。
私が「練習」を始めたのは大会当日の5か月前、つまり1月でした。
「練習のペース」は、次の通り。
1月:3km~5kmを4~5回。(大した距離じゃないですね)
2月:同上
3月:5kmキロ~10kmを4~5回。(ちょっときつい)
4月:30kmを1回と、50kmを1回。その他に5kmキロを3~4回。(だいぶきつい)
5月:同上
6月:5kmキロ~10kmを2~3回。
5月に、2回目の50kmを歩いたときは、歩き始めの目標は75kmでした。
しかし、11時間で50kmを歩いた後、自宅で休憩していると、知らぬ間に
眠ってしまいました。要するに、50kmでくじけました。
この時以降、めっちゃ不安!!『100kmは無理か』と思い始めました。
以上が『練習』です。
次に靴。
私は、結局、定価1万円程度のジョギングシューズを2足買いました、
100キロウォークのために。(実売6000~7000円程度)
2足目を買った理由は、サイズです。1足目でも、10km歩けるし
問題ないように思いましたが、靴下を2枚履くと、きついんです。
それで、靴下を1枚にすべきか2枚にすべきか、迷いました。
が、結局、どちらでもいいように、1枚でも、2枚でも歩けるように
1サイズ大きい靴を買いました。まったく同じ靴ですが、1サイズ
違いの靴を2足準備しました。
次にサポーター。
最初の10kmを歩いた時に、膝が痛くなりました。
次に50km歩いた時に足首が痛くなりました。
その経験をもとに、膝のサポーターと足首のサポーターを
2個づつ準備して持っていきました。
そして、特段の不具合はなかったのですが、ふくらはぎ用も
2枚、準備して持っていきました。
そして服装。
上半身はTシャツと長袖シャツ。
下半身は半パンとジャージ。
暑ければ、長袖トレーナーとジャージは脱げる体制です。
そして、ポンチョ。
ポンチョは、雨対策というより、防寒です。
雨対策は、傘と決めていました。傘がさせないような風雨になれば
中止(棄権)と決めていました。
靴下、パンツ、Tシャツは、着替えを持ちました。
ストックは2本で2000円?
高いものは1本1万円するようなストックもありますが、
私は2本で2000円のストックが、めっちゃ、役に立ちました。
ほんと、ストックの備えがあって良かったです。
ストックを使うことで、足が4本になり、負担が分散します。
100キロウォークにストックは、とても有効な道具です。
食べ物と飲み物。
100キロ歩いている中で、いつ、なにを食べるか、飲むか、
とても重要です。
必要な時に、欲しい時に、食べる・飲む事がとても重要です。
私は、自分が好きな、チョコ、アンパン、バナナ、チーズ、豆菓子を
ナップザックいっぱいにもっていきました。
飲み物も、500ccペットボトルを3本、ナップザックに入れて歩きました。
重いです、確かにそれだけ持つと重いです。
それに、コース途中には、差し入れあり、コンビニあり、自販機ありです。
でも、私は、必要な時に、欲しい時に飲み食いするために、
持ち歩きました。
自分が大好きな、チョコや豆菓子、アンパンが、なんぼでも欲しいだけ
食べられるのは、とても幸せでした。おかげで楽しく歩けました。
ただし、食べすぎ飲みすぎは禁物です。
いくらでも食べられますが、食べすぎ飲みすぎにはならないように
十分に配慮しました。
当日。
ほんとは、マイペースで歩きたかったんですが、そうもいきません。
同僚2名と付き合いのある(前日、壮行会をしていただいた商社の皆さん)
方々と、付きつ離れつ、追い越し追い越され、コンビニでの休憩もお付き合い
して、10人ほどで、連れ立って歩きました、30kmくらいまでは。
この最初の30kmは、私にとってスローペースで「もっと早く歩きたい」
と感じるペースでした。
休憩も多く、内心、焦っていました。「このペースでは完歩できないかも?」と。
暑さ対策が重要です。体力を消耗しないように、私は、できるだけ薄着を
心がけました、汗かきなので。
スタート~昼間は、少し寒いくらいですが、Tシャツと半パンであるきます。
サポーターはしません、ストックも使いません、最初のうちは。
30kmを過ぎたあたりから、団体がばらけ始めて、50kmを過ぎると、
同僚と二人で歩くようになり、その前後、数百メートルに知人が歩いている
状態になりました。
50kmあたりから膝や足首が痛くなりだして、サポーターを付けます。
また、夜になると、冷えてきますので、ジャージーを履き、長そでシャツを
羽織ります。
そして、60kmあたりから、ストックを使いました。
これが、効きました、ほんと、楽になりました、ストックで。
結局、60km~ゴールまでストックを使い続けました。
60km~ゴールの8時間は深夜・早朝になり、気温が10度以下に下がっ
てきます。
その時のために、ポンチョを持っていましたが、私は結局、使いませんでした。
時速5km程度で歩いていると、寒いですが、汗がにじむ感じでした。
幸運だったのは、私たち二人の前に、ペースメーカーがいたことです。
この二人のペースメーカーの後について、50~80kmあたりまで
歩けたので、すごくラッキーでした。
同僚とは、80kmで離れるまで、ほぼ、一緒に歩きました。
80kmで私一人になり、私は25時間で、同僚は26時間で完歩
しました。
私の記録は下記のとおりです。
今年の挑戦者にエールを送ります。
無理して無茶せず、焦らずあきらめず、100キロを楽しんでください。
幸運を祈る!!!!