梅雨に入り、丹波市は雨です。
今日は、仕事の段取りやワークショップの、泥団子の芯などを作りつつ、ブログもいくつか書けました。
書きついでに少し、左官の仕上げの材料を、紹介したいと思います。
高気密、高断熱の住宅が求められていますが、近年はシックハウスや、建材にも安全性が求められ、星マークで表すようになりました。
主にボンドや接着剤系に対してだと思いますが。
日本建築は自然と空気も入れ替わる構造ですが、今の家では、屋根裏に機械を設置したりして、空気を循環させたり、24時間換気などで対応されています。
左官の材料を塗ることにより、調湿効果、脱臭性やホルムアルデヒド不使用、VOC不使用などのメリットがあります。
珪藻土
何社かメーカーがあり、カタログには実験結果も記載されています。
色もたくさんあり、仕上げの表面も種類が多いです。
調湿、脱臭、防火、結露防止、断熱性があり、ホルムアルデヒド、VOC不使用です。
六畳の間を珪藻土で仕上げたなら、真夏の条件下で9.2リットルの水分が吸収できます。
小西左官店でも今までの施工件数も多く、生活臭がしない、とゆう感想が多いです。
酸性白土と光触媒 (深呼吸)
去年、知った材料です。
製造は大阪の笑緒一さん。
調湿、消臭、耐火、遠赤外線効果、抗菌除菌効果、自浄効果、有害物質分解が特徴です。
100%自然素材です。
シックハウス症候群の方には、これか漆喰をおすすめしています。
焼成ホタテ貝粉末と酸化チタンによる、抗菌除菌効果と自浄効果が特徴です。
知り合いの左官が自宅に塗っていましたが、なかなか良いそうです。
ショールームもあるので、シックハウスのかたは工事前に体感してもらえます。
漆喰、ヨーロッパ漆喰
100%自然素材です。
漆喰は日本の伝統工法です。
不燃材料であり、材料の消石灰の強アルカリ性による抗菌性があり、消石灰は鳥インフルエンザの殺菌
にも使われています。
湿度調整は、六畳で14リットルくらいを、吸放出します。
着色は顔料によって着色します。
硬化するときには、二酸化炭素を吸収します。
これが多くの建物で使用されると、どれだけ二酸化炭素を吸うことか(^.^)
過去に何件か、シックハウスの相談を受けたときは漆喰をおすすめしました。
他のものは、仕上げ前の下塗りや、下地ボードのジョイント処理の材料に、少しは有機的なものが入っているらしいので。
新築でもリフォームでも、左官で塗れます。
僕も関西なら行けますし。
ハウスメーカーで頼まれる方も、リビングは別で頼むから、とメーカーに言い、知り合いの左官に頼むのも大丈夫だと思いますよ。
塀の漆喰 近畿壁材 城壁に油を足して使用。
内部珪藻土仕上げ 天井以外 全て塗り仕上げ。
フジワラ化学のシルタッチ使用。