当社はもともと土木工事中心の会社でした。その技術は今も引き継がれています。もういくつ目になるのでしょうか?この夏、福知山市三和町の集落の山間で、谷と集落を守るための治山工事で小さなダムをつくりました。小さいといっても600m3のコンクリートが使われています。現場の担当は土木の高嶋君。彼も入社以来いくつかのダムをつくってきています。
当社は古民家再生を掲げていますが、限界集落といわれる里山集落を守ることから始めなければ古民家を守ってゆくことはできません。福知山には、日本で最初の治山ダムを築いた歴史が雲原地区というところに残っています。当社は、その治山ダム再生工事にも参加した実績をもっています。
ストーブ「火」も、木造「木」も、土木「土」もすべて古民家再生・田舎再生とつながっています。だから、火木土kamokudoはその拠点を目指しています。
出産の聖地・安産の神様で有名な大原神社のある福知山市美和町には、まだまだ茅葺屋根に鉄板が葺かれた古民家がたくさん残っています。
そんな集落の奥の山間の谷に今回のダム工事現場があります。
ダムの裏側には京都府内産のヒノキを使った木材型枠(残存型枠といいます)を利用してコンクリートを打設して作ります。
このダムの下流には2軒の古民家があります。
この小川の上流にダムはあります。
そんな工事現場でした。あとは京都府の検査を受けるばかりになりました。それまで台風が来ないことを現場は願っています。