当社の民家再生にかかわる社員の中でも、最も現場を知り、材料を知り、道具を知る監督さん。設計の白井さんと並び古民家と木材をよく知り尽くしている武田さんだ。
今回もまた、雪深い福知山北部の大きなお屋敷の再生の現場を担当していただいている。大工経験もあるという彼は、技能・技術力もさることながら、1級建築施工、1級土木施工、2級建築士、はては宅建主任者の資格までもっているという知識力もあるという素晴らしい人材。
ま、欠点はといえば「頑固」なとこだろう。これはいまさら変えられない。
先日、床下のコンクリート打設を終え、一人で墨付けをしておられた。現場には新旧の道具が何点か。・・昔から変わらない差金(曲尺)、墨壺、墨差し等々。
その中に奇妙なロボット?!が・・・レーザー墨出し器だ。
定価で20万円ちょっとするものだ。武田さんいわく「4方向の水平・垂直がすぐに出せとても便利!」とのこと。当社のストーブ設置の折の煙突設置にも欠かせない道具のようだ。このレーザも又、社員とともに当社にとっては欠かせないもののひとつになっている。
古い墨壺で、部品もなくなっているようだが武田さんはまだ墨を練るのに使っているようだ。
現場も雪が解けようやく春の気配が感じられるようになってきました。軒下にはスズメバチの巣がたくさんあります。