四季のある日本では、春の訪れとともに、別れや出会いといった様々な行事や風物詩がみられますが、建築に携わります当社の現場でも様々な風景に出会う時季なのでしょうか?
ついに、数年間写真を撮り続けておりました茅葺の民家を解体する時が来てしまいました。年末には新しい家が完成し、年明けには解体が決まっていたのですが、ついに解体です。寒い雪降りの中、さびしそうにその茅葺民家は姿を消しました。
屋根ふき替えのために集められていた稲わらやヒノキの丸太がたくさんありました。
今は亡きお父様のご苦労の結晶です。
雨戸の一部は倉庫の一部に使用させていただくつもりです。
さっそく作業開始!
さようなら、珍しかった近代のかやぶき2階建ての住宅よ!
さて、解体もあれば再生もあります。こちらは、雪の多い福知山北部の雲原という地域にあります大きな古民家です。深い雪の重みに耐えて百数十年と生き抜いてきた大きな家です。何度も何度も修復を繰り返しながら守り継がれてきた古民家です。前述の茅葺民家が比較的新しい80年程度の歴史なのですが、こちらははるかに長い歴史が窺い知れる木材と構造体になっています。完成が楽しみな古民家です。
ただ今、内部の傾きを修整しています。それにしても大きな家です!
今回も大工経験もあり、1級施工管理技士、しかも2級建築士の資格も持っておられる武田さんが現場担当です。山崎課長も安心して任せられます。
何やら印象に残る風景です。仕上がりが楽しみ!
久しぶりに大きな欅の大黒柱です!1尺ものですね!今回、この欅の柱の根元がだいぶ腐っておりました。修復も大変です!
さて次はこちらも、雪の多い夜久野の直見のお宅です。昨年末より工事に取り掛からせていただいており、薪ストーブの設置も計画されています。今急ピッチで現場が進んでおり、仕上げの工程に入っています。
床下も一部は取り除いています。
仕上げも急ピッチ!大工さんも玄関の飾り棚の加工をしていました。
こちらは春には完成です!ストーブの設置の風景が楽しみな現場です!