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切り抜き詳細

発行日時
2012-6-25 16:51
見出し
R:アールについて考える
リンクURL
http://kishishita.com/genba/?p=1936 R:アールについて考えるへの外部リンク
記事詳細

岸下建設が誇る和モダンブランド住宅 new蔵漆:kura+chic は

ただいま外構工事真っ只中!

一見すると直線を基調としたkura+chicですが、アクセントの丸窓があるお陰でカーポートの

R屋根が違和感なくしっくりと収まってくれているのがお判りいただけるでしょうか?

直線ばっかりでは肩が凝ります。まん丸ばっかりでは柔らかすぎます。

ちょうどよいバランスというのが何事にも大切です・・・と語ったところで

そう言えば

我が家の愛車は日産ラシーン(既に初回販売時から20年近く経つ旧車)です。

四角い車というイメージを持つ方が結構多いのですが、実はそれぞれのパーツには

微妙なR:アールがついており、そのシルエットをしてラシーン愛好家の間では

丸いと四角いを足してマルクイと呼ばれているそうです。

さて最近のこと

販売当時の雑誌の記事を読む機会があり、その中には

ラシーン・デザインチームのインタビューが収録されていたのですが

あるキーワードに私は強く惹きつけられました。それは・・・

         PRIMITIVE:プリミティブ(原始的)

現在の車のシルエットは私の感受性にはあまりフィットしないのですが

その理由がこのキーワードを得てスッと腹に嵌りました。

単純な丸、単純な直線、そこにあるのは必要最低限にそぎ落とされた

自然な機能美のテイストです。

過剰にRが交錯したようなデザインは、日本人の美意識・DNAには馴染まないように

私には思えます。

岸下の作る家づくりを振り返って見るとシンプルな直線・真円が多いことに改めて

気付かされます。今までプリミティブというキーワードを殊更に意識したことは

無かったのですが、気持ちの中では随分近い所を探っていたんだと気付かされました。

古民家再生 ・ 蔵漆kura+chic ・ 夢来mukuru

それぞれは全く違うカテゴリーでありながら、根底では繋がっていたんだなぁと

改めて思いなおしている今日この頃です。

yamamoto