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発行日時
2021-5-12 9:43
見出し
ウッドショックで輸入木材が増える?
リンクURL
http://joinwood.blog.fc2.com/blog-entry-572.html ウッドショックで輸入木材が増える?への外部リンク
記事詳細
ウッドショックで輸入木材が増える?

ウッドショックは、木材の輸入量減少が主因にありましたが、
ここにきて、新たな木材輸入を手掛ける動きがあります。

木造建築の構造材、二次部材(下地材、羽柄材)は、
主に、「製材」「集成材」「積層材」の3種類が
JAS(日本農林規格)に規定されています。

製材:無垢材、立木を伐採、乾燥させたものです。
    (乾燥させていないものを「グリーン材」といいます)
集成材:2~4cm程度の板材を3~5枚、貼り合わせてつくります。
積層材:2mm~4mm程度の板材をたくさん貼り合わせてつくります。
     (合板、ベニヤ板と似たつくり方です)

いずれも「構造用○○」「造作用○○」ということでば、
JAS(日本農林規格)に規定されています。

JASは日本の規格、日本の国内の法律ですが、
海外の、外国のメーカー・工場が、JAS認定を取得している
ところがたくさんあり、「JAS製品を輸入する」ことが
一般的に可能です。

特に、これまで比較的輸入量が少なかった「積層材」の
輸入量が増える傾向にあるようです。

「積層材」の原料は、合板の原料と似ており、
比較的細い木からも製造が可能ですので、
輸入を増やせるという事情があるようです。

ウッドショックの影響は、
・これまで使われていない種類の木材が使われる
・木材の調達先(製造元、輸入元)範囲が広がる
などの動きがみられます。

そのうえで、木造建築の場合はJAS、JIS規格に
該当しない材料も使われることが少なくありません。
(法的な縛り、制約が比較的少ない、緩い)

RC造や鉄骨造の、コンクリートや鉄製品の品質や性能は、
JIS等で厳しく規定されています。
それに比べて、木造は、比較的緩い部分があります。

このウッドショックの影響を回避して、
木造建築の品質を明らかにしてかつ確保するためには、
木造の構造計算が欠かせません。