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切り抜き詳細

発行日時
2016-5-29 10:05
見出し
その基礎、熱を蓄えやすい?
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記事詳細
上郡清政(住環境アドバイザー)のブログ

 

 

冷たくない床表面温度は、どうして誕生したのでしょう?

 

 

それは“基礎”です。

 

 

熱を蓄えやすい基礎に仕上がっているからです。

 

 

次のグラフは、過去7年分の床下の温度・湿度です。

 

 

 

 

 

上が湿度。下が温度。

 

 

この基礎の開口部は、自動・手動共に開閉できます。

 

 

その開閉機能を使い、床下から小屋裏まである内通気層を使って家の体温調整をします。

 

 

 

 

 

つまり『排熱』です。団扇で家を冷ましていると思っていただければいいです。

 

 

ですから暑くなると開けることが多いのです。しかし開けていると突然の夕立などで水分の多い空気が流れ込み床下湿度が上がります。

 

 

グラフの高いところは、開けた回数の多い年度です。

 

 

私はその『排熱』行為よりも、あえて床下湿度の低さを保つために開けないときがあります。

 

 

それが、グラフの上限が下がっている年度がそれに当たります。

 

 

自然素材100%の構造材の調湿作用を利用するために行った行為です。

 

 

エアコンでガンガンに冷やした家よりも、室温高めでも湿度の低さのほうが爽やかで気持ちがいいからですね。

 

 

また、床下温度は急激な変化もなく安定しています。

 

 

これは基礎部分の水分量が減り、熱を蓄えやすくなった、つまりこちらが求めている良好な基礎になった証だともいえます。

 

 

この基礎には、続きがあります。