最近これらの本を読みました。
1冊は以前に発行された「限界集落株式会社」の続編「脱限界集落株式会社」。話の中味は、それほどすごいものではないのだが、今の若者世代の心のありようの一部がうかがい知れるような気がした。そんな若者達が、この京都北部にも流れて来ているような気がしている。この「限界集落株式会社」がテレビドラマ化されたようだ。1月31日の夜から5回にわたりNHKで反町隆史主演で放映されるとのこと。楽しみに見ることにしよう。
そしてもう一冊は、あの少女マララさんの本。こちらは、とにかくすごい。年若い少女の考えとは思えない洞察力と判断力が各所に感じられる。彼女たちの生きているイスラム世界。タリバンとの出来事が、今日本にいる同じ世代の若者たちにどれだけ想像できるのだろう。戦前戦中世代の戦争を体験した方々はともかく、戦後生まれの私たちも、彼女たちのおかれてる世界を理解するのはなかなか難しい。そんな中、「イスラム国」の事件が勃発。イスラム教についてもあまり知識がなかったが、この「わたしはマララ」を読み、イスラム教と生きる世界の方々の一部を垣間見ることができたように思える。