今朝は雪。自室の窓越しの大樹が目に映る。ここ10年くらいで、あっという間に大きくなった。和名は曙杉(アケボノスギ)というそうで、なんでも化石としては知られていたけど、実際中国の奥地で生息が確認されたのは1940年代のこと(樹木のシーラカンスと呼ばれている)。ここ70年のあいだに種子が世界に広まって珍しくなくなったらしい。
実はこの木を切ろうかどうか迷っている。当蔵の敷地内に2本あって、どちらも建物に隣接している。雷が怖い。それに起因して火事になる心配が頭をよぎる。それでなくても、電話会社には落雷といえば山名酒造と名が通っているくらい、よくやられるので・・・。でもこの落葉樹が四季折々に見せる姿も捨てがたい。落ち葉が樋に詰まって大変だけど。悩ましい。