今年は柿の当たり年になるだろうか・・・。まだ小さい実をながめながら、この冬のことを想っている。というのも、丹波に来てから、干し柿つくりがわが家の年末行事のひとつになったからだ。
鳥たちは、人間様が見向きもしない渋柿(商品にはなりにくい小粒)が完熟して甘くなるのを待ってついばみにくる。
そんな柿の木の下で、「もったいないなぁ・・・」と、聞こえがよしにつぶやいていると、
「なんぼでも獲ってええでぇ」と、その持ち主が気前よく言ってくれる。
だから、慌ただしい年末の仕事がまた一つ増えてしまったわけ。でも、軒下にぶらさげた干し柿をとおして雪景色をながめるというのは、なかなか風流なものだ。
前置きはこれくらいとして・・・。