【異形ズイ現象】
そばの花には『長柱花』と『短柱花』の2つの形があり、それはひと株毎にちがっている。すなわち同じ株にふたつの形の花が一緒につくことはなく、ひとつの株はいずれか一方の形の花のみをつける。
これは自花の花粉で受粉することができない構造となっている。すなわち長柱花の花粉は短柱花の柱頭に、短柱花の花粉は長柱花の柱頭に授粉して授精する。このことを『適法授粉』といい、反対に長柱花同士、短柱花同士の授粉を『不適法授粉』という。よって1本のそばだけでは実にならない。また何本あっても同じ形の花ばかりでは実りません。
今日そばの花のUPをして上記の確認をしました
下の花が『長柱花』です
そして下の花が『短柱花』です。
赤い頭がおしべで、白い頭がめしべです。
そばも複雑なことをしてますね。
だからそばの受粉は蜂たちに頼らなければなりません。
花は咲いても実がつかないということが起こります。