パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で1台あたり年317円!!

オルビス

湖北 三重嶽へ

2016年5月13日 20:27
その季節になると訪れたい山がある。
新緑、黄葉、雪・・・。
山はどの季節もいいけれど、向山などはヒカゲツツジの時期によく登られる。

春は三重嶽(さんじょだけ、さんじょうだけ)に登りたくなる。

三重嶽には、これまで5回登っている。
石田川ダムから林道を歩いて落合登山口から登って三重嶽・武奈ヶ嶽・赤岩山を周回するコース天増川沿いの水谷から登って三重嶽から近江坂を周回するコース河内谷林道の登山口から三重嶽・大御影山・滝谷山を周回、と3つのコースを登っている。

16_4_sanjo_tizus(1).jpg

また、水坂峠を基点に武奈ヶ嶽から分水界を歩いたことも・・・。

一昨年の春には、水坂峠から二の谷山を歩いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は、落合からの尾根と武奈ヶ嶽に続く尾根の間にある、山頂から南へ延びる尾根を登ることにする。
webで検索すると、八王子谷橋からとりつくようだ。
藪と書いてあるレポートがあるが、何とか歩けそうだ。
この尾根は、以前、舞鶴のMさんがシャクナゲのある尾根と言われていたところだ。
下りをどうするか・・・。
ワサ谷コースを歩いたことがないので、これを使うことにしよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
舞鶴道上中インターで降り、国道303を東へ走る。
熊川宿を通って、滋賀県へ入り、二つ目の「水坂トンネル」を抜けると、すぐに北の角川集落へ向かう。
集落を抜けて奥に入っていくと石田川ダムに着く。
(尚、水坂トンネルは名前から想像できるように中央分水界の下にある)

以前はここに車を置き、落合登山口まで歩いたこともある。
また、かねちゃん、TQFさんと歩いたときは、かねちゃんの車で落合まで行ったこともある。

駐車場には滋賀ナンバーの車が1台。

トイレを使わせてもらい、さらに林道を車で進む。
八王子出合手前の広くなったところに車を置き、準備をして歩き始める。
新緑がまぶしい。

16_4_30_sanjo (2)(1)
とりつきには、今津山上会の標識が立っている。
へー、こんなところにあったのか!
2回は、そばを歩いているはずだが、気づいていたのか、忘れているのか・・・。


急な斜面には踏み跡程度の細い道がジグザグに上がっている。
三重嶽はどこから登っても登り始めは急な斜面だが、ここも例外ではない。
今津山上会の杭が要所要所に立っているので、それを目印に登っていく。

植林の中を登っていくと、木の間に蛇谷ヶ峰や比良の武奈ヶ岳が姿を現す。

16_4_30_sanjo (11)(1)
大きなナツツバキの木。
花の時期はいい香りがするんだろうな。

16_4_30_sanjo (16)(1)
尾根がなだらかになると植林からユズリハの群生にかわる。
テープや切り開きがあり、藪で歩きにくいということはない。

16_4_30_sanjo (41)(1)
ずっとユズリハが続き、
「シャクナゲは?」と思っていると、やせ尾根にピンクの花が見える。
花は終わりかけだが、標高が上がるとまだ元気な花もあり、心もおどる。

16_4_30_sanjo (52)(1)
三重嶽からの北尾根、南西尾根、南尾根には、シャクナゲが多いが、ここがいちばんかも。
このコースを歩いてよかった!

16_4_30_sanjo (72)(1)
シャクナゲがなくなると、ブナの森。
いいなあ、ここ。
なんども深呼吸をして、新緑の中を登る。

16_4_30_sanjo (76)(1)
東には琵琶湖と竹生島が姿を現す。
竹生島が近くに見える。
4月に海津大崎、菅浦を訪ねたが、あちらから三重嶽が見えていたのかな?

16_4_30_sanjo (79)(1)
傾斜が緩み、尾根が平らになると、曲がったブナが現れる。
このブナを見ると、三重嶽に来たな、といつも思う。
1本のブナではなく、根元から数本の幹が分かれ、グネグネと曲がって伸びている。

すぐに高島トレイルに合流する。
トレイル側から歩いてきた尾根への標識もある。


16_4_30_sanjo (106)(1)
高島トレイルを北へ歩き、三重嶽山頂へ。
登山口からちょうど2時間。

南に武奈ヶ岳や蛇谷ヶ峰が霞んでいる。

16_4_30_sanjo (118)(1)
東には竹生島。
伊吹山は肉眼で何とか確認できる。

16_4_30_sanjo (122)(1)
少し休んで、高島トレイルを南へ歩く。

曲がったブナが独特の雰囲気を醸し出す。

山上池を通り、快適なトレイルを南へ。

16_4_30_sanjo (126)(1)
百里ヶ岳、若狭駒ケ岳、多田ヶ岳など、おなじみの山々が並んでいる。

西に目をやれば尖った青葉山。

16_4_30_sanjo (131)(1)
どーんと大きい武奈ヶ嶽と左奥は武奈ヶ岳。


16_4_30_sanjo (133)(1)
高島トレイルを示す新しい標識が立っている。
以前付けられた黄色いテープは、劣化したり飛んで行ったのか、ずいぶん少なくなっている。

16_4_30_sanjo (153)(1)
若い緑におおわれた武奈ヶ嶽が近づいてきた。

ワサ谷への分岐はどこやったかなぁ? 
と言いながら歩いていると、どんどん武奈ヶ嶽に近づく。

16_4_30_sanjo (162)(1)
いったん下ってP674へ。
振り返るとなだらかな三重嶽。


16_4_30_sanjo (169)(1)
さらに登っていき、P817を過ぎるとようやく分岐に着く。
三重嶽から4km、ワサ谷橋へ3.8mとある。
少し休んで、ワサ谷橋へと下っていく。

尾根は、最初だけブナであとは植林、そのあとは最後まで植林が続く。

16_4_30_sanjo (174)(1)
植林の林床にピンクの花が!
登りの尾根では葉っぱばかりで、花は終わってしまっていたが、ようやくトクワカソウに出会えた。

16_4_30_sanjo (189)(1)
歩きやすい道を下り、堰堤そばにおりたつ。
作業道を少し歩き、ワサ谷橋に出る。

林道を20分ほど歩いて駐車地まで戻る。

「三重嶽、ほんまにええ山やなぁ。」

この山には何か惹きつけられるものがある。
それは、景色、ブナ、お花など、三重嶽独特の雰囲気があるような気がする。