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五台山へ

2016年3月26日 22:06
一昨年夏の豪雨は丹波市にこれまでなかったような被害を及ぼした。
特に五台山を中心とした市島・氷上町は未曽有の災害だった。
私が生まれ育った香良の地にそびえる五台山、その登山口となる岩瀧寺周辺もかなりの被害を受けたと聞いた。

独鈷の滝をはじめ、岩瀧寺渓谷周辺は、子どものころからよく遊びに行ったところ。
変わり果てた姿を見るのは忍びなく、ずっと足が遠のいていた。

香良の知人から、五台山へ何とか登れるようにした、と聞いてもなかなか足が向かなかった。

朝な夕な眺めて大きくなった五台山、その中腹に崩落の跡が見える。

登山道はどうなっているのだろう。
観光百選に選ばれたあの渓谷は・・・。

登山者用の駐車場に車を停め、歩き始める。
岩瀧寺の門柱は以前のままだが、谷川の姿が変わっている。

岩瀧寺の下まで来ると、そこにあった木々がすっかりなくなり、本堂が下から見える。
工事はまだまだ続くようで、重機が置いたままになっている。

滝への道は流され、仮設の道が作られている。
路傍の石仏は変わらず同じ場所にあり、一安心。

滝まで来ると、右岸に渡るコンクリートの橋が流されている。
滝は以前と同じように流れているが、落ち口の感じが以前とは違っているようにも見える。

お不動さんへあがる階段の下のほう、三分の一ほどがなくなっている。
急な斜面に仮道が作ってあり、階段の上部へつながっている。
残った階段に立てられた幟は以前のまま。

お不動さんにお参りする。
祠も岩窟の中のお不動さんも変わりなくそこにある。

お不動さんからの登山道は以前とは変わり、美和峠の方へ看板がついている。
歩けるかもしれない、と、これまでの道を少し歩くと、切通しを越えたところでその先は通行止めとのこと。
谷をよじ登って美和峠への道に出ると、すぐに牛の首古跡への分岐である。

牛の首古跡はずっと前に歩いたことがある。
急な石段を登るとすぐに下っていく。
下りたところが藤の目渓谷だ。

渓谷には土砂や崩れてきた木などで覆われている。
お不動さんからの道を作る際には、母の祖父も関わったと聞いたことがある。
その石碑もあるが、雌滝を眺めながら歩く、その道は崩れてしまってまったくわからなくなっている。
牛の首古跡の道は、その道ができるまで使われていたのだろう。

藤の目渓谷からの道も昔の面影がないほどになっている。
渓流から少し離れて植林の中を歩いたり、新しい丸太の橋を渡ったりする。

一つ岩は以前のままの姿で登山者を見守る。
岩の横を通る林道は谷のところで大きく崩れて林道の用をなしていない。

小峠への道は以前と変わらない。
小峠からの尾根の西側の谷が大きく崩れているのが木の間から見える。
麓から見えるところだろう。

小野寺山と五台山との鞍部に着く。
狸穴の名水への新しい看板が設置してある。

久しぶりの五台山。
到着し、山頂の文殊菩薩にまずあいさつ。
展望台が新しくなっている。
分水界の山々や北摂・丹波の山並みは以前と同じだが、鷹取山の山肌には豪雨の爪あとが残っている。


小野寺山にも行ってみる。
途中のシャクナゲには、つぼみがついている木とそうでないのとがあるが、咲いたらきっときれいだろう。

市島側を眺めると、一昨年の豪雨の爪痕が山肌にたくさん残っている。
お手伝いに行ったお寺ではクレーンが入って、土砂止めの工事をされている。
お亡くなりになった方のご冥福を祈り、下山にかかる。

同じ道を岩瀧寺へ下山する。
岩瀧寺にお参りし、災害が起きないことをお祈りする。


※小さい写真はクリックすると大きくなります。

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岩瀧寺付近

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浅山不動尊             牛の首古跡

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藤の目渓谷

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かつて植樹してあったところ       一つ岩        林道


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五台山山頂           南方面         南西方面


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南東方面

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小野寺山から眼下に市島町前山(さきやま)地区

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不動尊からは仮設の道を下ります   独鈷の滝    石仏は以前と同じところに