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12年ぶりの干支の山 高山・猿藪 (山南町・西脇市)

2016年1月10日 21:13
今年は申年。
近くで干支の山といえば猿藪である。

12年前に一度行ったきり。
久しぶりに行ってみよう。

12年前は、高山から猿藪へ歩いた。
高山は三角の形のいい山で、同定しやすい。
猿藪は少し標高が低いが、高山に寄り添うようにそびえている。

首切地蔵尊のすぐ下にある地蔵公園の駐車場に車を置く。
今冬一番の冷え込みで、辺りは霜で真っ白。

首切地蔵尊を左に見ながら林道を進む。

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高山登山道の標柱が目印である。

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林道を歩いて行くと、大呂坂の石仏に似た道標石仏が!
「あれ、こんなところにあったっけ?」
ここを歩くのは三回目だが、初めて見る石仏だ。
「右 やま道 左 瀧野 大坂」 と見てとれる。
このあたりに大呂坂への道があるはずだが・・・。
と思いながら、さらに林道を登っていく。

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30分ほど歩くと、巡視路マークと倒れた標柱がある。
ここから林道を離れ、山へと入っていく。

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すぐに巡視路と大呂坂への分岐があり、坂への道を進む。

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ああ、こんなみちあったなぁ、と思いながら登っていくと、西脇市と山南町の境界尾根に出る。
ここが大呂坂。
南向きのお地蔵さまが以前と変わらぬ姿で佇む。
1回目は、今回と同じ高山へ向かった。
2回目は、反対へ歩き妙見山から竹林山へ歩いた

「お地蔵さま、また来ますからね。」
水分を補給し、高山へ向かう。

すぐに巡視路と合流し、鉄塔の下に出る。

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山南町側は植林、西脇側自然林の尾根。
柔らかな冬の陽ざしがあたたかい。

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高山直下まで来ると、両側が自然林となる。

ここから高山への登りが始まる。

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急なところにはロープが設置してある。
前回は雪が少し積もっていたので滑りながら登ったっけ。

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大呂坂から45分で高山(659.9m 四等三角点)に着く。

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北西に切り開きができ、山南町中央部や兵庫パルプ、奥には千ヶ峰やまたに山、篠ヶ峰などが望める。
南には、住吉町を挟んで西光寺山が大きい。

おやつを食べて、すぐに猿藪へ向かう。

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高山から下り始めてすぐ、前を行く父たぬきの、
「わー!」という感嘆の声。

なんと、西脇側の木が伐採され、真正面に白髪岳・松尾山がどーんと聳えているのだ。
「うわー、すごい展望!」

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御嶽・西ヶ嶽などの多紀アルプスや篠山市街、京愛宕も見える。

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西寺山、和田寺山、六甲の山並み、三田の羽束山や大船山も・・・。

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これから向かう猿藪も見える。

伐採された木を見ると、2,3年は経っているようだ。

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伐採された木で少し歩きにくいが、けやき峠と猿藪の分岐まではすぐだ。
この標識のあるところが、けやき峠と猿藪の分岐。

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猿藪へは、いったん下り、登りかえすが、雰囲気のいい尾根である。

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急な斜面を木につかまりながら一気に登っていく。

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12年ぶりの猿藪は西の眺望がよくなっている!
左に西光寺山、右に高山、最奥には小豆島の島影も!

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北には、歩いてきた高山の東尾根と千ヶ峰を中心とする山々、粟鹿峰も頭を出している。
木の間越しに、由良ヶ岳や杉山も見える。
南には、淡路島と明石海峡大橋も!

いつまでもここで景色を眺めていたいが、帰りの時間が気になる。
山頂に心を残しつつ、来た道を引き返す。

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高山とけやき峠の分岐まで戻ると、けやき峠への北尾根を下る。

激下りで、前に来た時は滑りながら下りた記憶がある。

ロープや木を頼りにしながら下りていく。
「ここを登るのはしんどいやろね。」

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猿藪から30分ほどでけやき峠に下り立つ。
以前は、峠から東方面が開け、御嶽が見えたが、12年の間に木が成長し見えなくなっている。

峠から踏み跡程度の道を西へ下る。

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10分足らずで林道に出る。


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林道を歩き、地蔵公園の駐車場に戻る。

帰り支度をしていると、首切地蔵尊の方から山歩きの人が3人下りてくる。
地蔵尊のあたりで登山口を捜したが見つからない、とのこと。
コースを説明し、ルートを書き込んだ地図を差し上げる。
無事に下りてこられただろうか、と父たぬきは次の日にも案じていた。

干支が一周する間に山の様子はずいぶん変わっていたが、丹波の素朴な雰囲気はそのままだった


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