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清水山で、丹波の清水寺を探す

2012年10月18日 08:47
清水山の麓にある南多田集落は
その昔、織田家を監視する
本多家の代官所があったところ

南多田の本田山 明願寺は
その本多氏に由来するそうで

明願寺のそばには
織田の殿様から愛でられ
名づけられた庭園茶室の幽石軒

そして大歳神社の鎮守に、
竹林、古墳、古池があり

古池から西空の下にみえる
高見城山を眺めてから

歴史物語 丹波柏原
榊 賢夫さん 1988年4月25日の
「清水寺 今昔物語」
 にでてくる

清水山の中腹にあった清水寺の
その跡に建っているという
清水観音堂を探し歩きます


大歳神社前のこの竹林を抜け古池へ

古池の上流域に古墳が
点在していますが
清水観音堂はないようです

昔はこの古池より上に
多くの人家があったそうです

時代と共に人家は里山を下りて
清水山 (古池) から
下の方へと移っていった

古池




古池から柏原中学校の上にある
大正池へ向かう

古池も大正池も水の濁りがひどい
清水山が荒れてきているのが
要因なのではないでしょうか

大正池上流域もうっそうとした
スギヒノキの放置林で観音堂はなく
中学校の上を歩ける山道をぬけ
砂防ダムをめざす

大正池




古池と同じように
古墳が点在している
美しい竹林をぬけ川沿いの林道へ

稲荷神社を横目に通り過ぎると
川の突き当たりに
大きな砂防ダムがみえてくる

砂防ダム




砂防ダムに貯まっている水は
とても澄んでいて
小魚が泳いでいました

砂防ダムに貯まっている
土砂の先には

人差指、中指、薬指、小指と
順に枝分かれしている

四本の清流が流れる
狭い谷間が連続しています


一番右にある
人差指の一本目の清流から
清水観音堂があるか探す

人差指の上流へと向かう流れには

スギヒノキの放置林による
土砂崩れ、倒木がいっぱいで
荒れ放題です

写真はその様子です
美しいはずの流れが
土砂と倒木で埋まってきています

岩座




次はスギヒノキの放置林が
土砂すべりを起こし清流に向かい
押し寄せてきている様子

岩座




土砂崩れで埋もれつつある
清流の最上流までくると

こんなおどろきの大きな岩が
身構えていました

大岩の右下に清流がありますが
埋もれかけています

圧倒的な存在感で
この上に清水観音堂があるではと
心が躍りましたが

大岩の上は雑木に
覆われているだけでした

岩座




さきほどの大岩は
神社にある岩座のような
何か信仰の対象だったとも
感じさせるものでした

期待も膨らみましたが
この最上流の岩座がある
一本目の人差指の清流を下り


次は中指にあたる
右から二本目の清流を登ります

美しい岩肌の流れですが
やはりここも土砂崩れ、倒木で
埋もれてきています

龍滝




崩れて清流を押しつぶす
スギヒノキの放置林の様子

龍滝





龍滝




美しい流れに土砂と
流木がかぶり清流が台無しです

龍滝




この二本目の中指の清流は
ダイナミックな岩肌がうかがえます

その岩肌はまるで滝のような
大きな流れになっていて
少なくとも三本以上はあると

次の写真はその滝のような
見事な大きな流れですが

土砂崩れと倒木などで
他の滝らしい流れと同じように荒れ
ことごとく台無しになりつつあります

龍滝




倒木などをよけかきわけて
さらに最上流まで到達すると
二段につらなるまたおどろきの
美しい大滝が姿を現わします

龍滝




まるで昇龍のような姿は圧巻

大滝の流れは微量で
ここもスギヒノキの土砂、倒木が
その景観を壊し始めていました

次の写真はその大滝の
二段目上部の様子

清水山




こんな滝のような大きな流れが数本
最上流にあるとは思わず

一本目の大きな岩座に続き
二本目は大きな龍滝で
これは御神体を感じさせるものばかり

このどこかに清水観音堂が
あるのではないかと
ますます期待は膨らみますが

観音堂は見当たらず
この二本目の清流も下り


次は薬指となる三本目の清流を登る

三本目は以前に一度
砂防ダムを視察した際に
この三本目を選んで
登ったことがあるのを思い出す

観音堂のようなものも
なにもなかったという
記憶があり、疲れもあり
ここは外してもいいかと
思いましたが

それでも目でくまなく確かめておこうと
気を引き締め登り始める

観音




三本目は水量があり
流れもそれなりにしっかりしています

日本庭園にありそうな
岩々の間を巧みに縫う
小さな滝にみえる流れが美しい

しかしここもスギヒノキの放置林による
土砂崩れ、倒木が
せっかくの景観を乱してきていました


湧き出る清流の先の最上流にくると

これも庭の滝の岩山を
連想させるような石組みに突き当たる

写真ではその岩場を流れる
水の様子がでていませんが

よく見て人が手をいれてやれば
見事な庭園になりそうな
雰囲気が漂っています

観音




先ほどの岩場の上には
スギヒノキの放置林だけが大きく広がる
何もない空間になっています

やはりここには何もないなと
あきらめて引き返そうとします

観音



それでも傾斜に囲まれた空間と
林の隙間を目を細めながら
よくみてみます

傾斜に向かって正面を進むと
段差のある一番奥の
狭い空間になにか見えるような

気のせいではないかとも思いながら
この傾斜面をのぼってみると

観音




あーーー、これはやっと
あったー、小さなお堂がある
一番奥のほうの段の上に

観音




屋根に倒木が真上から
覆いかぶさっていて
それが下からみえていたのか

それを手で押しどけ
堂の前で手を合わせてから
のぞき込んでみるが

堂の側壁が開いていて
観音様のお姿はなく
中はぐちゃぐちゃで
虫がたかっていてのぞくのをやめる

間違いなくここが清水寺跡に建つという
榊さんの物語にある
清水観音堂なのでしょう

やっとみつけました

その堂のある高台から下を見渡す

観音




京都清水寺の舞台みたいに
この空間の傾斜面を利用して
寺が建っていたのかもしれません

明智光秀によって焼かれた
清水寺はここにあったのか

観音




よくよくみれば岩場に地蔵さんも
スギヒノキの下に
階段にみえる石積みも
隠れるように埋もれていました

観音




観音堂も、地蔵さんも
清流も、清水寺も
埋もれ忘れ去られようとしている

観音




観音




何もないと思ってあきらめかけた
三本目の薬指の清流の最上流に
まさか清水観音堂があるとは

榊さんの歴史物語に導かれ
ここまできました

振り返り一礼し三本目を下る


最後の小指にあたる
四本目の清流はほとんど
流れも薄れて姿がわからないほどでした


四本目の小指となる最上流は

榊さんの物語にでてくる
清水寺の左手にあったとされる
度重なる崖崩れで姿を消してしまったという
「音羽の滝」 があった所なのでしょうか

京都の清水寺の音羽の滝の
語源になったとされる滝だったという

四本目の清流も最上流は
崩れた土砂で谷間が
埋まってしまった跡にもみえて
スギヒノキがびっしり植えられた
空間になっていました

榊さんが書かれていたとおり

音羽の滝は、跡形もなく
土砂に埋まって
消えていったのではないでしょうか

そう考えると四本目以外の清流も
狭い谷間は土砂で埋もれつつある

この現状のままで放置していれば
音羽の滝と同じように

一、人差指の清流 (岩座)
二、中指の清流 (龍滝)
三、薬指の清流 (観音)
四、小指の清流 (音羽)

それぞれの清流も
大きな土砂崩れで埋もれ消えて
なくなってしまうことは予想できます


山間谷間の急斜面に植えられ
無残に放置され崩壊する

スギヒノキのある空間も
美しいものですが

この清水山の自然、景観を
これ以上失ってしまうことは
絶対に避けなければいけない

江戸時代 谷文晃に描かれた清水山

明智光秀に焼き払われた清水寺

山頂には昔、大原神社もあったそうです

清水山




明願寺から登ったことはありませんが
清水山への登山道を示す
案内板が立っていました

清水山の山頂は
雑木が生い茂りすぎていて
周囲360度を見渡すことができない

入船山から高八山、清水山へ
伸びる登山道も
雑木林で景色を見渡せる
眺望箇所が少ない


清水山山頂から高八山へ
通じる登山道

四つの清流と清水寺跡が
ある砂防ダムへ
通じる登山道

どちらの登山道も難所は
山頂付近で

はっきりとした登山道はないので
周遊できるようにしてもらいたい


龍のような大滝は水量が少ない
荒れて自然、景観を乱している
スギヒノキを減らしながら

防災として
保土保水力があるとされる

景観として
新緑紅葉も楽しめる

広葉樹を増やせば

大滝の水量も流れも
よくなってくるのではないしょうか


清水山が誇れるように
その自然歴史に光があたるように

丹波の清水の舞台は
丹波の遺産として
その魅力を絶対再生すべきです

観音




この清水山の崩壊現場をみて
コンクリートのダムで固めることだけは
絶対にやめてください

清水山の美しさを
ゆっくりじっくり感じとりながら

そっと手で丁寧に取り除き
自然の力にまかせるという心を

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