計画停電に備えて、冷房や音響設備の整ったライフピアいちじまから中学校の体育館に変更して職場教研交流会が開催された。停電という不測の事態に対して、「危機対応」や「配慮」をされて会場変更されたようだ。しかし、関西電力の計画停電は、今日も実施されていない。
プロジェクターを使用するために、カーテンを閉め切った体育館はサウナのよう。講師の声をかき消すかのように大型換気扇8台は轟音を発している。参加者はレジュメをうちわのようにし、涼を求めてパタパタやっている。計画停電に備えて会場変更してよかったと思っている人はいるのだろうか。
私は、実施されない計画停電に対応して、給食を止めたり、会場変更したりして「いかにも停電に対応しています」という姿勢を示すことに反対である。計画停電に備えてナンセンスな準備をするよりも、実際に停電を体験し、不便さを実感すればよいと思っている。
全体会の講師は、プール学院大学佃繁先生。演題は、参加型プログラム「マイ・ポテト」から考えるソーシャルキャピタルと教育。全く同じ演題を5月18日に聞いたので、内容と比較しながら聞いてみた。
分科会は、日本語教育に初参加。教室に扇風機が2台あった。マイクがないため、扇風機の音で発言が聞き取りにくかった。普段の授業でも扇風機の騒音が気になる生徒がいるかもしれないと心配になった。