湖岸の道路から少し内陸部へ向かうと、
湧水を家の中の家事場に引いた“川端(かばた)”で知られる
「針江」の集落が見えてきます。
勘を頼りに集落内を探していると、
ありました。ありました。
この土地では、湧水のことを“生水(しょうず)”と呼ぶそうです。
清冽な水の流れを観ていると、ひととき暑さを忘れそうでした。
水は、時として人の命を奪うこともある。
でも、こうして生活の中に生きている大切な水もある。
酸素だって、生きていくうえでは無くてはならないものだけど、
一方で、身体を酸化させて痛めつけ、老いさせていくもの。
結局、すべてのものは微妙なバランスの中で存在しているんだな。
奇蹟的な微妙なバランスに感謝。
takashima, shiga