人々の暮らしに近いところにある琵琶湖を見てみたいと、ずっと考えていた。
息子を京都市内の学校まで送ったときにふと思い立ち、
小雨の中、峠を越えて湖西方面まで来てしまった。
ナビなし、地図も持たずにあてもなくさまよい、たどりついたのは
高島市安曇川町の松ノ木内湖。
水門で琵琶湖とつながっているけれど、一見して独自の生態系を
もっているなと感じとれた。
内湖と琵琶湖にはさまれた集落には、気になるモノがたくさんあったのだけれど、
道が狭くてとても停車できそうになかった。
それでも車中から、湖の恵みに支えられてきたであろう暮しの香りを、
かすかに感じることができた。
takashima adogawa, shiga