笠形山の中腹にある笠形神社。
昭和34年、姫路城改修の際、御神木が心柱として使われたことで有名です。
地形図を見ると、標高636mのところにあります。
こんなところに、こんな立派な神社が!
初めて訪れたときの驚きは今もよく覚えています。
今夏、高校のクラス同窓会のあと、恩師のK先生からお電話をいただきました。
K先生は、北近畿を中心に、寺社の彫刻をたくさん残している中井家の作品について、丹波新聞に連載されています。
そして、中井権次顕彰会、という会があり、その会への入会を勧めてくださり、入会させていただきました。
その作品集のHPをたちあげておられます。
さて、この笠形神社にも中井家の作品があるというので、ぜひ見てみたい、と笠形山へ登ることに。
(山歩きのレポートは投稿済みです)
拝殿の説明には、中井家の名前は出ていませんが、たぶんこれもそうであろうということです。
中宮の案内板には、彫刻師として、中井権次橘正貞、久須真助真美、中井権次良正 と明記してあります。
本殿の案内板にも、久須善兵衛政精、中井丈五郎正忠、中井丈吉の名前が見えます。
「丹波柏原町」には、自分が彫ったわけではないのに、なんとなく誇らしい気分になりました。
看板の後ろには古い看板もあり、そこにも同じ名前が記されていました。
下山は違うコースを、と考えていましたが、もういちど彫刻を見たくて同じコースを下りました。
笠形神社へ行かれた折には、ぜひこれらの彫刻をご覧になってください。
実際にご覧になれば、その素晴らしさを実感されると思います。