皆さんこんにちは!
今夏の暑さはピークですね~。
夏休みは学校関係の年次点検が入りますが今年から開始時間を午後5時からが増えております。
お日さんも陰って比較的涼しく作業が出来ております。
さて、先日北陸管内で親しくしている同業者から電話をもらいました。
それは電力配電線路に瞬停が発生して太陽光発電所のPCSが止まっていた
それも何日間にも渡ってとの事
怖いですね~。停止損失は大きなものになります。
実は私も昨年12月に500kWの発電所のPCSが何日間にも渡って停止していて泡を食ったことがあります。
それはかなり広範囲な雷による停電でした。
もちろん監視王で停電検出をチェックしていましたが停電および復電メールは1回しか来ません。
その周辺十数件の停電・復電メールがありうっかりと太陽光発電所の停電・復電を見落としてしまうという単純なミスでアウトでした。
えらいこっちゃ、どうしよう
オーナー様にどう報告しよう、いや再発防止策を作ってとか頭の中をぐるぐる回っていました。
瞬停の対策もいるし
と色々と考えた結果多分これが最善の方法
それはPCSが作動している時に出ている接点出力を利用する。
これはPCSの外部とのIN-OUTの端子台です。
下の方に線をつないでいるのがPCS-RUN端子
これを外部電源DC24Vに接続してリレーを駆動します。
PCSが作動中はリレーはON
PCSが停止するとリレーはOFF、リレーのCOMとNC接点を監視王の接点入力に入れます。
そうすると停電、OVGR作動、PCSの異常などが発生してPCSが停止するとメールが来ます。
監視王は接点入力が継続していると2時間おきにメールが来ますのでもしメールを見忘れても何回も来ていると気が付きます。
実際これでやってみると・・・安心です。
しかし思わぬことが
夜間は発電を停止しているのでPCSは停止しています。
そうすると夜中に2時間おきにメールが入るのです。最初はちゃんと動いているので安心や。と思っておりましたが段々とうっとうしくなり(笑)
対策として24時間停電補償タイマーで夕方から早朝の間は監視王に入力を入れないようにしました。
そんなシステムが下の写真です。
これは200kWの発電所
こちらは500kWの発電所です。
今のところ順調です
定期通報は毎週1回入れています。
その他の発電所は毎日メールで日報が出てくる所があります。ここはその日報を見ると一目瞭然です。
で、結局500kWの発電所が何日間にも渡って停止していたことによる発電損失の補償は無しとなりました
12月ということもあり発電量も少ないし、またこの対策をして報告書を提出してオーナー様とも十分話をさせていただいて納得をしていただきました。
全ての太陽光発電所は3か月に1回の点検にしていますが基本的には毎月行っております。
発電状況、草木による日照不足などを確認して具合が悪いなと思う時は写真を撮ってオーナー様に送っております。
太陽光発電所は点数も低いしいいな思っておりましたがなかなか大変でございます(笑)