平遥古城は、中国国内で最も完全に保存されている古城として世界文化遺産に登録されています。
2700年以上の歴史のある古城です。
明から清朝に栄えたところで、街は城壁に囲まれています。
城壁内には、民家やお寺、学校などがあり、人々の生活の場となっています。
二日目の朝。
朝食まで時間があるので、西門の方へ歩いてみる。
昨夜のにぎやかさが嘘のような静かな街。
早い屋台は朝食を売る準備を始めている。
西門からは南北に城壁が続き、スケールの大きい古城だということがわかる。
歩いていると、2,3人乗りのカートがしつこく勧誘してくる。
前日は暗くてよく見えなかった建物を眺めながら、同じ道をホテルまで戻る。
立派な建物が多いが、修理されていない屋根は崩れ落ちそう。
何とか修理して、後世に残してほしいものだ。
朝食後、ホテルの前で記念撮影をし、票号の「日昇昌」見学をする。
票号は、今の銀行にあたるもので、清代末期にはたくさんの票号があり、金融機関の町として栄えたそうだ。
日昇昌は、中国で最初にできた最大の票号である。
票号の支店は、中国各地のみならず海外にもでき、日本にもあったそうだ。
立派なたたずまいを見学しながら、カクさんから詳しく話を聞く。
お金がありすぎて、塀に塗り込んであるのには驚いた。
票号を見学した後は、カートで古城内を南の城壁へ移動する。
平遥古城は城壁都市なので、いくつかの門がある。
南のこの門もその一つである。
石段を登っていくと、城壁の外側も見える。
2重になっていて、容易に攻め込まれないようになっている。
城壁を東へ歩き、古城内を眺める。
大きな屋根はお寺のようだ。
屋上で何やら作業をしている人もある。
歴史ある街で、普通の生活が営まれていることに驚く。
石段をおりて、街中を自由散策。
しかし、20分ほどしかない。
レストランで昼食をいただき、バスで洛陽へと向かう。
平遥から高速道路を南へ走る。
河南省三門峡市を経由し、洛陽へと入る。
その距離は約500km。
三門峡市では黄河を渡る。
バスを下りて、黄河の流れを眺める。
河南省に入ると、山西省とは少し景色が違っている。
河南省の人口は1億人。
日本と同じくらいの人が住んでいるのだ。
洛陽に近づくにつれ、大きなビルが多くなる。
都会であるが、人々の様子からどこか田舎のにおいもする。
洛陽でいちばん大きいホテル、洛陽華陽広場国際大飯店に到着する。
広いロビーに入ると、おしぼりを持ってきてくださる。
部屋に入ると、フルーツの盛り合わせとお菓子がアフタヌーンティースタンドにのせてある。
引き出しを開けると、箱入りのお菓子屋カップヌードル、冷蔵庫にはビールや飲み物。
その日の夕食はホテルでいただいたが、とてもおいしかった。
ホテルの中にある門。
これをくぐって客室へ。
客室
カードキーで開けます。
客室内
朝は静かです。
西門まで往復しました。
日昇昌の中にはたくさんの建物があります。
石垣に埋め込まれた貨幣
服が売ってあるお店と各種飲み物。
日本でおなじみのものもあります。
南の門
城壁から古城内の眺め
城壁を歩きます。
城壁から古城内の眺め。
右奥に見える大きな屋根は、お寺だそうです。
平遥市楼を眺めながら散策。
平遥から350km、ようやく黄河にたどり着きました。