4月も半ばを過ぎると、笠形山のお花が気になる。
14年前の同じ時期に登り、初めてアケボノツツジが咲いていることを知った。
http://www.net-work.ne.jp/~y3939/kasagata422.htm
毎年、気になりつつ、いつのまにか花の時期が過ぎてしまっていた。
去年は同級生と仙人滝から登った。
アケボノツツジは終りに近かったが、今回はどうだろうか。
久しぶりに大屋から登る。
父たぬきは、ここから登ったことさえ忘れている。
「ネイチャーパークかさがた」を通り過ぎ、さらに林道を進むと登山口。
なにわナンバーの乗用車が1台停まっている。
登山口には標識や地図などが設置されている。
登山届の小さな箱には救急セットが置かれている。
八千代の方々のやさしい心遣いに、心が温かくなる。
谷沿いの道を登っていく。
先日来の雨で、水量が多い。
勝負滝、龍ヶ滝ともに、どうどうと流れている。
滝を眺めながら渓流沿いを歩くところは、阿瀬渓谷と似ているねぇ。
馬の足跡。
かわいい甌穴が二つ開いている。
熊の段を過ぎると、林道に出る。
林道の登山口にも立派な標識が立ててある。
天邪鬼の力水までは、谷沿いに植林の中を歩く。
谷から離れると緑まぶしい自然林。
急な尾根をつづらおれに登っていく。
父たぬきの調子がいまいちのよう。
少しペースを落とそう。
道が緩やかになると、高坂峠からの境界尾根に合流する。
登山口にあった車の持ち主だろうか、ご夫婦に追いつく。
お尋ねすると、やはりそうだった。
立岩からは千ヶ峰から続く尾根や北方面の山々が一望できる。
いつ来てもいい眺め。
立岩を過ぎると、ピンク色の花が目に飛び込んでくる。
「咲いてる!」
アケボノツツジと新緑の山々のコントラストがとてもいい。
急な道を登りきると山頂である。
1月に来たので3か月ぶりか。
北尾根の斜面がピンクに染まっている。
段ヶ峰までは見えるが、氷ノ山は霞みの向こう。
こちらは越知谷と千ヶ峰方面。
いつまで見ていても見飽きない。
グリーンエコー笠形方面からの方々や先ほどのご夫婦とお話をしていると、向山へも来られたことがあるという。
私と同じ日に登っておられた方もあって、世間は狭いなぁ、とびっくり。
情報交換をして、下山にかかる。
途中で何組かの登山者とすれ違う。
「あれ、どこかで見た人が!」
「JJ3BHN こちらIRC」と呼びかける。
先日、向山へご一緒したbhnさんだ。
お二人の女性をエスコートしながら元気に登ってこられた。
少しお話してお別れする。
なんとなく出会えるような気がしていたが、ほんとうに出会えるとは!
登山道沿いでひとつだけ見つけたフデリンドウ。
踏まれないようにね。
林道を横切り、丸太の橋を何度もわたって同じ道を下山する。
登山口から見える二重ヶ滝。
なかなか立派な滝だ。
登山口に戻ると、朝は2台だけだったのに狭い駐車場に数台の車が停まっている。
先に下山されたご夫婦と同時に帰路につく。。
尚、ご主人のご出身は笠形山の南麓とのこと。
後日、メールをいただきありがとうございました。
また、どこかの山で出会えるといいですね。