氷ノ山へ行かへん?というOさんからの誘い。
以前、4月の終わりに行った時には、まだ雪がたくさん残っていた。
http://www.net-work.ne.jp/~y3939/hyonosen428.htm
雪の状態が気になるところだが、今年は殊の外雪が少なかったので、登山道にもあまりないのではないか、と思う。
親水公園の駐車場には数台の車が停まっている。
氷ノ山国際スキー場を過ぎ、東尾根登山口から登り始める。
昨年新設されたリフトも今冬はあまり動かなかったのではないだろうか。
桜の花がまだ残っている。
北斜面はタムシバの白。
丹波はすでに散ってしまっているが、今が盛りのようだ。
南のほうは青空だが、北のほうは黒い雲。
冷たい北風が吹き抜ける。
ネットで雨雲の様子を見ると、鳥取県境あたりから南へと動いている。
一の谷付近も谷筋に少し残雪があるくらい。
人面岩で小休止。
モグラが!
いつも下りに使うコースなので、久しぶりに登ると、印象が違う。
前回来た時に、メンテナンス中だった新大ヒュッテ。
柱が新しくなり、色が塗りなおされている。
古千本の木道に少し雪が残っている。
例年ならもっと残っているだろうに。
下りてくる男性とすれ違う。
お話を伺うと、栃木から来られ。三百名山を歩いておられるとのこと。
次は、扇の山だが、コースをどうしようか、と言われたので、残雪の状況次第だが、と大ずっこコースをお薦めする。
山頂にはだれもいない。
すぐに、氷の越方面から、男性ばかり10人ほどのグループがあがってこられる。
風が強く、じっとしていると寒いので、避難小屋に入る。
氷の越からのグループも避難小屋の中でにぎやかに昼食。
「盆も正月もない」職業の方々で、今日は勤務のない日とのこと。
外に出て周りを眺めてみるが、かすんでいる。
何とか扇の山が見えるくらい。
小屋の中の気温は3℃。
外は強風が吹き、体感気温は0℃以下だ。
昼食を終え、下山にかかる。
さっさと歩いてもなかなか体があたたまらない。
下るほどに霞が薄くなっていく。
これまで輪郭だけ見えていた妙見山や蘇武岳の山肌もわかるようになってきた。
東尾根は芽吹きの季節。
緑のシャワーの中を下りていく。
東尾根避難小屋の前で休んでいると、山頂で一緒になった方々が下りてこられた。
そのあとを追うように我々も腰を上げる。
登山道沿いにはミオヤマカタバミが白い花を咲かせている。
東尾根登山口近くには、かわいい春の花を見ることができた。
ちょっと寄り道して春の恵みをいただき、帰路につく。
逆水のキャンプ場付近の桜はまだ残っていました。
タムシバの白が斜面を覆っています。
登山口付近のハシリドコロ
モグラさん
大段ヶ平への尾根と藤無山。
タムシバがたくさん咲いています。
タムシバとブナ。
東尾根を下ります。
日当たりのよいところには、イワカガミが咲いていました。
ミヤマカタバミ
エンレイソウ
春の恵みをいただきにいくと、たくさんのオドリコソウが迎えてくれました。