大寒の頃から冷え込みが厳しくなってきた。
笠形山山麓にある扁妙の滝も凍っているのではないだろうか。
加美区から高坂トンネルを抜けてと神河町へ向かう。
高坂トンネル手前の松が井の水では車が2台停まっている。
旧高坂峠の松が井の水へはずいぶん前に行ったことがあるが、今はどうなっているのだろう。
トンネルを抜け、しばらく走って、根宇野のグリーンエコー笠形へ。
ここへ来るのもずいぶん久しぶりだ。
雪はほとんどなく、キャンプ場の駐車場まで上がることができた。
駐車場には、すでに7,8台の車が停まっている。
出発しようとしたとき、グリーンエコーの軽トラ上がってきて、職員さんが降りてこられる。
凍結の様子を尋ねると、
「今日までくらいではないでしょうか。」とのこと。
我々の後を歩いてこられる。
子育て観音から職員さんの後ろを歩く。
オウネンの滝は凍らず水が流れている。
扁妙の滝まではアイゼンは必要ないが、石の上は滑らないように慎重に歩く。
静まり返った谷の奥に凍った扁妙の滝が現れる。
10人ほどのカメラマンがベストアングルを探したり、ファインダーを覗いたりしている。
凍結した滝周辺は荘厳な雰囲気が漂っている。
滝からは急な鉄のはしごを登る。
凍結していたら滑るのでいややな、と思っていたが、雪が少しあるくらいだった。
登りきって左へ行くと滝見台だが、右へ進んで急な道を登っていくと、登山道の三合目に出る。
そこからは登山道を歩く。
徐々に雪の量が増えるが、アイゼンを付けなくても歩けるほどだ。
5合目近くまでくると、沢が凍っている。
氷の下を水が流れる様は見ていておもしろい。
5合目から少し谷を歩くと、植林の中の急登。
6合目を過ぎるとなだらかな道になる。
アセビの茂る道を登っていくと、笠の丸からの尾根に合流。
尾根は風が吹いて少し寒いが、日が差して暖かい。
去年の冬、このあたりはアイスバーンの上に薄く雪が積もって滑りやすかったが、今回は歩きやすい。
急な登山道を登りきると、誰もいない山頂。
白い雪がまぶしい。
北に少し霞んだ千ヶ峰。
南はさらに霞み、笠の丸が見えるだけ。
下りは「せっかく持ってきたのだから。」とアイゼンを付ける。
下っていると、何組もの登山者と出会う。
最初は人数を数えていたが、多くてそのうち数えられなくなる。
5合目を過ぎたあたりでアイゼンをはずし、登山道をおりていく。
登山口近くにはグランドゴルフ場ができている。
駐車場に戻ると、車の数はさらに増え、満車状態に近かった。
aprsの軌跡。
歩いていないところが表示されていました。