すっきりとした青空の広がる朝、展望のよい山へちょっと行ってみよう、と舞鶴道を北へ。
舞鶴東インターで下りて、青葉山へ向かう。
青葉山は若狭富士とも呼ばれ、東西からは富士山のような形を見ることができる。
西峰)692m)、東峰(693m)の双耳峰なので、南から眺めると、ふたつのピークが並んでいる。
丹波の山からもよく見えるので、双耳峰が見えると何となくれしい。
27号線沿いにあるコンビニに寄る。
8月末で閉店とのこと。
高速が東へ延伸し、車の流れが変わったからだろうか。
27号線を少し東へ走り、松尾寺の看板で左に入る。
細い林道を登っていくと西国第二九番札所の青葉山松尾寺である。
山号に青葉山とあるように、青葉山の舞鶴側の麓にある。
ひさしぶりの青葉山。
春に来ることはあっても、この時期に登ることは初めてだ。
松尾寺にお参りしてから、本堂の裏手にある登山口から登る。
ここの彫刻もすばらしい!
なだらかな道を歩いて行くと鳥居があるが・・・
あれ、崩れている。
鳥居を抜けるといよいよ急な登山道となる。
花のない蒸し暑い登山道では、ときどき吹いてくる風がうれしい。
大きなモミの木の下でひと休みし、根の階段を登る。
あちこちにロープが設置してある。
あっ、ミスミソウの葉っぱ!
春にはかわいい花を咲かせることだろう。
岩に掛けられた梯子まで来ると、頂上も近い。
以前はここ1か所だったが、新たに設置されているところもある。
1時間あまりで西峰に到着。
大きなブナが迎えてくれる。
登山中に単独の女性とすれ違ったが、山頂には誰もおられない。
山頂の岩の上に上がってみる。
南方面は雲が多い。
すぐ南にある養老山や三国岳も頂上は雲の中。
朝、丹波を出るときは真っ青な空が広がり、いい天気やったのに、海が近いので雲がかかりやすいのかな。
北は内浦湾。
青い海がとてもきれい。
舞鶴港から出た船が北へ向かう。
どこへ行くのだろう。
目を少し西にやると、頂上にアンテナ施設のある山。
あれが槙山かな。
東峰から男性が来られたので、岩から下りる。
高浜の方だそうだ。
少しお話をして、下山する。
今寺への道を下りるか、登りと同じ道を下りるか・・・
父たぬきが「どちらにしようかな・・・。」
「こっちから下りよ。」
登った道を下りることに。
下りはいつもちがう道を使っていたので、ここを下るのは初めてちがうかぁ。
50分ほどで松尾寺に下り立つ。
お孫さんをつれたご夫婦がお参りに来られていた。
平日なのでお参りの人は少なく静かな境内。
ツクツクホウシの声に見送られて松尾寺をあとにする。