白山2日目です。
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山小屋の夜は早い。
次の日の朝が早いからだ。
「明日は、4時出発です。」
夜のうちに、朝のお弁当をもらい、ザックに詰めて用意しておく。
消灯後、いつの間にか寝てしまっていた。
次の日の朝、3時。
周囲の気配に目が覚める。
私の部屋は、ほとんど女性で、隣の部屋はHKTの男性ばかり。
3時ごろから話し声が聞こえる。
階下に下りると、すでに靴を履き始めておられる方も・・・。
「霧がすごいので雨具を付けた方がいいですよ。」
準備をして山荘前に集合する。
辺りはまだ真っ暗。
霧というよりは霧雨に近い。
点呼を終え、Oさんを先頭に出発する。
南竜山荘からならトンビ岩コースが最短だが、まだ雪が残っていてアイゼンがが必要とのこと。
安全なエコーラインを歩くことになった。
Oさんに続いて歩く。
先頭集団は5,6名になり、立ち止って後続のメンバーを待ちながら歩く。
エコーラインへの分岐の道標からつづら折れの登山道を歩く。
振り向くと、ヘッドランプの列が連なる。
少しずつ空が明るくなってきた。
しかし、霧は一向に晴れる気配はない。
雪渓が意外に広く残っている。
登山道の傾斜が緩むと木道になる。
ガスで展望が全くないのでどこを歩いるのかわかりにくいが、弥陀ヶ原のようだ。
木道の近くをよく見ると、ハクサンコザクラが群生している。
砂防新道と合流し、室堂への急登を進む。
同じ部屋でご一緒だった奈良の女性二人は我々の最後尾を登っていたが、合流地点で休んでいる間に先に登っていかれた。
5時半、室堂山荘に到着。
中は、ストーブがたいてある。
昨夜もらったおにぎりのお弁当を食べる。
6時過ぎ、室堂山荘から山頂をめざす。
頂上から下りてきた人が
「強風と霧雨ですごく濡れますよ。」
とアドバイスしてくださる。
白山神社の横は、お花畑で、クロユリが群生している。
クルマユリもきれいだ。
標高が2500mを越えると、空気が薄く、登りが結構しんどい。
息子が小学生の頃だったか、頭が痛くなったことがある。
軽い高山病だったのだろうか。
強風の中をなんとか白山奥宮に到着。
風に飛ばされそうになりながら、御前峰(2702m)頂上に立つ。
じっとしていられないほどの強い風に、写真だけ写して奥宮へ戻る。
他のメンバーも到着。
当初の予定ではお鉢めぐりをすることになっていたが、天候が悪いので中止。
室堂へ下りる。
下りはとても楽だ。
快調に下りる。
この時間になると登ってくる人が多く。
道を譲りながら下りていく。
同室の奈良の女性二人ともすれ違う。
下りながら、花の写真を撮る。
霧と風でうまく写せない。
振り返ると、メンバーの方々も下りて来られている。
室堂にある雪渓を少しだけ歩いてみる。
涼しい。
室堂山荘に入り、メンバーがそろうのを待つ。
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続きます(^^)/