山頂には数人の方が休んでおられました。
東側を眺めながら、
「千ヶ峰が何とか見える。」と話していると女性が
「千ヶ峰はどれですか?」と尋ねられたので説明すると、とても喜ばれました。
粟鹿峰は雲がかかり姿は見えません。
西には、青が丸、仏の尾、扇の山。
大山は見えません。
鷲峰山が精一杯というところです。
トイレのある東屋へ行ってみましたが、先客がおられ写真だけ撮って山頂へ戻ります。
トイレの壁にも仙谷出合いにあったと同じ看板が掲げてありました。
東屋の2階から
沖ノ山、東山、那岐山も見えます。
なだらかな三の丸の向うに、三室山や後山が連なっています。
梅雨の時期としては、展望がいいね。
山頂に戻り、双眼鏡で氷ノ越を眺めると、中学生が休憩中。
みんな元気に登ってるかな?
30分ほど山頂で憩い、東尾根方面へ下ります。
ようやく東に粟鹿峰が姿を現しました。
マイヅルソウが我々を見送ってくれます。
20分ほどで神大ヒュッテまで下りてきました。
平日なので、ヒュッテの鍵もかかっています。
根曲り竹のそばに元気なユキザサが咲いていました。
今年はまだ見ていなかったので、我々を待っていてくれたのかも(^^)
一の谷を歩き、ドウダンツツジの群生地まで下りてきました。
花付きは多くありませんが、かわいい花がイヤリングのようにぶら下がっています。
ドウダンツツジの群生地を過ぎると、ブナの林のプロムナード。
このコースで好きな場所の一つです。
大きなナツツバキの木が見えると、東尾根避難小屋。
今年は花の時期に来てみたいね。
休憩せずに階段の多い登山道を下ります。
階段が終わり、少し平坦になったところに、フタリシズカがたくさん咲いています。
春にはニリンソウ、秋にはフシグロセンノウが咲くところです。
これだけ咲いていたら、しずかどころか、にぎやかやろね。
鉢伏山が正面に見えるところまで下りてきました。
ここから見る鉢伏山は堂々としています。
父たぬきが頭上を指さします。
「あっ、ここにもあったんや!」
何度も歩いているのに気が付かなかったね。
東尾根登山口から親水公園まで歩きます。
カキツバタでしょうか。
ロープで囲ってありました。
林道を足早に歩いていると、ちらっと白いものが!
きれいやねえ。
手折れませんように。
「あっ、雪!」
という父たぬきの声に、山頂の下の方を眺めると、雪渓が見えます。
5月の終わりに、雪の残る氷ノ山が見えたものねぇ。
親水公園に戻ると、小学生の一団が水遊びを楽しんでいました。
水は冷たくないかな?
ホトトギスの声に見送られながら帰路につきました。