上司夫妻に、ボアジチ大学とボアジチバザールを案内していただきました。
ボアジチ大学へのアクセスは、2015年4月19日に開通した地下鉄M6線が便利です。M6線は、地上から地下の乗り場までの通路に特徴があります。通路の壁面照明が虹色で、気持ちを高揚させてくれます。
ボアジチ大学(Boğazici Universitesi)は、1863年に設立されたトルコの国立大学です。ゲートはありますが、出入りは自由はです。イスタンブルのボスポラス海峡の一番狭い場所(幅700m)にあり、学内から要塞「ルメリ・ヒサル」(Rumeli Hisari)を観ることができます。
ルメリ・ヒサルは、メフメット2世が1452年に建造した要塞です。南北の長さは250m。1453年のコンスタンティノーブル戦に備えて、わずか4ヶ月で作り上げたといわれています。強大な塔が海峡を行き来する船ににらみをきかせています。5TLで入場でき、登ることができます。
ヨーロッパ側のルメリ・ヒサルの対岸アジア側には、アナドル・ヒサル(Anadolu Hsan)があります。オスマン朝の砦です。こちらの方が歴史が古く、1390年頃、バイェズィド1世により建てられました。現在は塔が一つと城壁が残っているだけで、公園になっています。
さて、毎週土曜日には、大学近くの路地で青空市場バザール(pazari)が開催されています。普段は車道ですが、この日には屋台が設置され、一つの通りに露店がずらりと並びます。
野菜や果物が中心でしたが、魚・雑貨もありました。両手にもちきれないくらいたくさんの野菜を買いましたが、20TL(約1,000円)ととても安く買うことができました。
トルコ人は、小さな子どもをとてもかわいがります。バザールでは娘や息子に、野菜や果物を与えてくれました。娘はキュウリを丸かじりして、機嫌がよくなりました。
参考文献 地球のあるき方『イスタンブールとトルコの大地』ダイヤモンド・ビッグ社.2015年,pp.173-174