午後から散歩代わりに弘浪山へ。
黒田坂の登山口から登る。
昨年、
やまあそさん、TQFさんとともに、東峰山から弘浪山を歩いたときに下山したルートを登っていく。
植林を抜けると道はつづらおれになり、高度を上げていく。
前回は下っていたので、「登山道」という高年低山会のプレートを見落としていたが、下から登るとよく目に着く。
石段が残り、ここが参道であったことをしのばせる。
五合目の休場跡には石垣が残っている。
小屋が立っていたのだろうか。
お参りの人たちが、ここでひと休みして高山寺へと向かったのだろう。
やがて道は尾根に出る。
展望がいい!
石金山や白山、そして、高見城山。
行く手には、盗人崩しと言われる岩場が見える。
明るい尾根を登ると道は平坦になり、すぐに盗人崩し。
陰は岩が濡れ、苔が生えているので滑る。
無線機を持ったとき、ツルっと滑り、お尻もちをついてしまった。
痛さを我慢しながら高山寺跡に着く(^^ゞ
仁王門跡の礎石を見て、七堂伽藍跡へ。
秋にはハラハラと葉が散っていた大銀杏は、手を大きく空に伸ばして春を待っている。
奥には、歴代ご住職のお墓が並んでいる。
高山寺跡と書かれた標柱の近くには瓦が落ちている。
登山道という標識を辿ると弘浪山山頂への近道とあるが、今日は山頂には行く予定はない。
氷上郡誌を読むと、高山寺への参道として赤井坂というのが載っている。
この日の目的は、この赤井坂を歩くことだったのだ。
少し探してみたが、それらしき道は見つからない。
今回は先ほどの転倒の痛みもあり、同じ道を引き返すことにする。
七堂伽藍跡の下に下りると、立派な石垣が残っている。
ずっと以前来た時には、お風呂だったか台所だったかの跡が残っていたが、見当たらない。
大雨で大きくえぐれ、昔の姿がどんどん変わっていっているようだ。
途中の展望所から東方面を眺める。
丹波の山々も少し春めいてきたね。
なんとなく春のにおいがする。
登山口から田圃道を歩いて車へと戻る。
あしもとには、かわいいオオイヌノフグリが満開。
帰りに、赤井坂の入り口を捜すべく、ゴルフ場への道を走ってみたが、見つけることはできなかった。
また、捜しに行ってみよう!