蘇洞門(そとも)に到着!
下ってばかりだったが、結構汗をかいたね。
登りはもっと暑いだろう。
断崖絶壁の景勝地。
柱状節理の岩肌が垂直に立っている。
右に吹雪の滝。
谷からの水がここで一気に流れ出ている。
中央に船着き場がある。
遊覧船がここに立ち寄るのだろう。
「ここいる間に船が来るかも。」
遊覧船は6kmほどの景勝地を50分ほどでめぐる
大門小門が折り返し地点のようだ。
蘇洞門を代表する大門、小門。
荒い波が打ち寄せる絵をもっさんが描いておられたなあ。
角度を変えると、青葉山が大門の向こうに見える。
水がとてもきれい!と見ていると、小さなフグが泳いでいる。
あっ、イカがいるよ!
枯葉の下で気持ちよさそうに泳いでいる。
イカを眺めながら軽く昼食を食べる。
「船の音が聞こえる。」
「何か解説している声も・・・・。」
遊覧船が近くまでやってきているようだ。
しばらくすると、大門の向こうに遊覧船が見える。
入り江にゆっくり入ってきて係留。
「5分間ほど泊まります。」という声が聞こえる。
7,8人の人が下りてきた。
夏休みで子ども連れもおられる。
下りてきた人が
「ここで船を待っているのか、と思いました。」
「山の上からここに下りてきたんです。また登って帰ります。」というと驚いておられた。
数分間、海を覗いたり写真を撮ったりし、放送で船に戻っていかれた。
船を見送り、我々も戻る準備をする。
帰りは全速力で港へ戻っていく。
来た時は曇っていたが天気がよくなってきた。
ここから標高差600mほどを登って戻らなくてはならない。
いつもの山歩きは、登って下りるが、登り返すのは初めてだ。
穏やかな海を畝が行き交う。
その向こうは、青葉山と原発。
クルーザーが速度を緩めやがて停まった。
船の上でのんびり過ごすのもいいなぁ。
暑い陽ざしを受けながらゆっくり階段を上る。
緩やかな尾根も登りばかりだとしんどい。
乗越からは涼しい風が吹き、楽に歩けるようになった。
広い駐車場に戻る。
若丹国境の山々を眺めながら、ベンチでクールダウン。
山と海を楽しめた山歩きだった。