赤外線カメラなどを製造するFLIR(フリアー)社から、赤外線カメラ付きのiPhoneケース「FLIR One」が登場した。無料アプリと一緒に使えば、さまざまな物体を熱的特性でスキャンし、画像をキャプチャすることができる。
iPhone 5/5s向けのケースであり、背面にはふたつのカメラが並んでいる。ひとつは赤外線カメラ。もうひとつは、ぼんやりしたヒートマップ画像にもう少し詳しい情報を追加するVGA(640×480ピクセルの画面解像度)カメラだ。
ケースには1400mAhのバッテリーが内蔵されていて、電力を2時間供給する。iPhone自体の充電には使えないが、ケースのカメラがiPhoneの充電を吸い取ることはない。
アプリには各種フィルターや動画撮影機能のほか、パノラマ、微速度撮影などのモードも備わっている。もともとそういった画像処理スキルに興味がある人には便利だ。
FLIR Oneケースの価格は350ドルで、出荷は8月第1週から開始される予定だ。米国では現在事前注文を受け付けている。
私の業務上、設備機器の温度管理がかなり重要で、通常は赤外線温度計を使っているがこれは顧客に対してのアピールが弱い。
やはり現物の写真で温度による色の変化が判る方がはるかに説得力がある。
日本国内での販売はまだのようだが、販売されれば即購入したいと思っている。