看護師ら「シヌか」「シヌ」 青ざめて知る丹波の秘密
というタイトルで、今週号の週刊朝日のデキゴトロジーに掲載された記事を読まれた方はあるでしょうか。
内容を要約すると
都内に住むYさんが、兵庫県丹波地方の営業所勤務を命じられましたが、環境の変化に体調を崩してしまいました。
ある夜、胃痛に襲われ病院に搬送、そのまま入院。
その夜、看護師さんの
「シヌか」
「シヌ、シヌ」というささやき声が聞こえてきました。
真っ青のYさんは、「どうせ死ぬのなら、東京へ帰ろう」と病院を抜け出すも、真っ暗な田舎道で途方に暮れていると、明け方になって近所のRさん(79歳)が通りかかり、
「死ぬんですよ、ぼく」と涙ながらに語りました。
丹波に来てから、「シヌ、痛い」という言葉をよく聞いていたので、病院でも言われてもうだめかと思ったYさん。
それを聞いていたRさんは、
「シヌ」というのは、青あざのことだ」と教えてくれました。
丹波では、青あざのことを「シヌ」と言うのです。
Yさんは、地域にすっかりなじみ、最近では
「じょうし(ずっと)、ここにいたい」と本社の嘆願中だそうです。
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丹波の方言が、週刊朝日に載っていたのには驚きました。
「シヌ」というのは確かに使いますが、最近はあまり使っていませんね。
どこかに足をぶつけて、青あざができると「しんどる」と言っていました。
「じょうし」というのも、「何回でも」という意味だと思うのですが、おばあちゃんはよく使います。
丹波に住むものでも、忘れている方言がたくさんあるなあ、と思わせる記事でした。