7月に入り、天気がすっきりしない。
父たぬきは大峰山へ行者講でお参り。
さて、どこかへ歩きに行こうかな。
迷った挙句、大江山へ。
久しぶりに大笠山から南へ歩いてみよう。
大江山スキー場から管理道を走る。
車の前をセキレイが忙しく飛び交う。
大笠山の頂上には航空管制塔があり、その近くに車を置く。
すでに数台の車が停めてある。
山歩きの人のもののようだ。
ここは無線の移動運用をする人もあり、ここで無線をしている人に出会ったことがある。
大笠山からは日本海や丹後半島の山々が展望できるが、この日はガスってこんな状態。
帰りにはもう少し展望がよくなっているかな。
前日の雨でぬかるんだ道を歩く。
400mほどで鬼の岩屋に着く。
こんな案内板が建てられている。
日子坐王伝説というのは初めて知った。
大江山周辺には、鬼伝説にまつわる言い伝えが多く残っているので、それを回るのも楽しいだろう。
そうそう、丹波にもあったなあ。
平坦な登山道は車でも走れるくらいの広さ。
ホトトギスやウグイスの声をききながらのんびり歩く。
池が成への分岐を過ぎると、鍋塚への登りである。
階段が続く道を滑らないように歩く。
50分ほどで鍋塚に到着。
ガスで何も見えない。
風が強く、立っていられないほど。
aprsを発信。
しばらくすると、鳩が峰方面から数人のグループが上がってこられる。
大阪から来られた方たちで、前夜はグリーンロッジに宿泊されたとか。
おやつを配っておられ、私にもいただいた。
おにぎりを食べ、来た道を引き返す。
歩いていると、木の中で飛び交う鳥が目に留まる。
近づいても逃げようとしない。
「あっ、ソウシチョウ!」
たじまもりさんが、氷ノ山に棲みついている外来種の鳥について書いておられたが、あの鳥に違いない。
在来種の生息地を脅かす鳥のようだ。
大江山にも棲みついているのか!
池が成公園への分岐まで帰ってきた。
ここを
下りたのは8年前。
温江から登ってきたなぁ。
鬼の岩屋の展望所に寄ってみる。
ガスっていた鍋塚がよく見えるようになっている。
その向うの丸い鳩が峰も見える。
千丈ヶ嶽はまだ雲の中。
加悦谷を隔てて但東の山々も確認できる。
岩屋の前に咲くアザミには虫たちが集まっている。
何とも愛らしい。
ヤマボウシの花を見ながら大笠山へ。
来た時よりも眺望がよくなっている。
丹後半島の山々が霞む。
どっしりとした最高峰の高山。
依遅ヶ尾山は、何とか確認できる。
宮津方面も見えてきた。
ベンチに座り、景色を眺めながら軽い昼食をとる。
6年前の同じ時期に
同じコースを歩いていることを思い出した。
そのときも一人で歩いている。
コンテスト局がCQを出しているので、応答する。
福井の池田町移動とのこと。
なんと、過去に2度も交信しているらしい。
コールサインはなかなか覚えられへんなぁ。
無線を終え、車に戻り、大江山をあとにする。