馬の背小屋を出発し、草刈隊を追いかける。
草刈隊は、二人ずつに分かれて作業をされるようで、すでに刈っている人、登山道を登る人などを追い越していく。
大きなナツツバキの木。
もうすぎ、甘い香りの花が咲くことだろう。
ブナの木も多くなってきた。
登山道は7年前より広くなっているように思う。
標高1000mを越えると、サラサドウダンの花がまだたくさん咲いている。
色は、薄いのもあれば濃いのもある。
真っ白なのは、種類がちがうのかな?
何度も何度も立ち止って、花を眺める
あっちにもこっちにもサラサドウダンの木。
学生時代、植物学の野外実習という授業を取った。
受講生は4人だったと記憶している。
ドウダンツツジの時期に、この山に来たのである。
ほとんど記憶にないのだが、奈義駅を降りたことと、サラサドウダンを盗掘をする人を教授が叱責をしていたことだけを覚えている。
「ここは、国定公園ですよ。あなたのような人がいるから、貴重な植物がなくなるのです。」
普段は穏やかな教授が厳しい口調で言ったことばだけを鮮明に覚えている。
結局、採取した植物標本を提出しなかったので、単位はもらえなかったが・・・。
このときの教授のことばは今も心の中に生きている。
笹原になると稜線が近い。
ガスが出ている。
朝は山頂にガスがかかっていなかったのに・・・。
ガスの中に満開のサラサドウダン。
花の終わったバイケイソウが二つ。
雲行きが怪しくなってきた。
トイレのある東屋に到着・
以前よりもきれいになっている。
その横を通って、三角点へ。
二等三角点 1240m
山頂を眺めると、人影が見える。
三角点を確認し、山頂をめざす。
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続きます(^^)/