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オルビス

子どもが発言したくなる授業ができた

2014年5月27日 21:37
4年生理科「電気のはたらき」で、「モーターをもっと速く回すためにはどうすればよいのだろう」という課題を学習した。

子どもたちは、3つの予想を立てた。1つ目は、電池を増やす。二つ目は、電池のつなぎ方を変える。三つ目は、電池を大きくする。その予想を確かめるために実験をした。

それぞれ、回路図(電池のつなぎ方)、電流(検流計の数値)、モーターの速さを、結果として表にまとめた。

反応がよかったのは、電池を二つ使った並列回路で、片方の電池を抜いたときのこと。子どもたちは電池を外すとモーターが止まるか遅くなると思っていた。演示すると予想と違ったので、「おぉー」という歓声が上がった。

直列回路で片方の電池を抜くと止まることも見せた。いずれも「回路」という概念を学ぶのにぴったりの教材になった。

教科書には取り扱われていないが、子どもの疑問に答えるために、アルカリ電池(1.5V)の単一・単二・単三・単四と四角のアルカリ電池(9V)を用意して、それぞれモーターの速度と電流を測定した。

子どもたちは「大きい電池ほど速く回る」と予想していたので、大きさによって速度や電流が変化しなかったことに驚いていた。こういう感動体験をしたときは、発問をしなくても気づいたことを次々と発表する。自然に意見が深まっていった。

最後に、電池の大きさによって結果がかわらないことを学習した後、アルカリ電池(9V)でも同じ実験をした。その結果、モーターの回転が変化したので、これも驚いていた。書画カメラで、2つの電池を大きく映して比較させた。すると、9Vと1.5Vの違いに気づいた子がいて、こちらの発表も盛り上がった。

9Vの電池は、内部で小さな電池が6個直列になっていることを示し、直列回路の理解を発展的に深めた。

今日は、教材準備をしっかりと行い、適切なタイミングで思考をゆさぶる教材提示ができた。その結果、子どもたちは、自分の気づきを伝えたくなり、授業が盛り上がることにつながった。